日本映画史上最高のカルト作…と言っても過言ではないぐらいの徹底的に残虐で、徹底的に反体制的で、徹底的にアナーキーなバイオレンス・アクションの傑作。当時を代表する体当たり女優・杉本美樹嬢(随分とお世話になりました!)もエロいですな、マッタク。
まるでカーペンターの『ニューヨーク1997』をもっと醜悪にした感じのストーリーで、とにかく全編見せ場の連続。これ程緊張感が持続する映画も珍しいのではなかろうか。
で、このDVDですが、日本盤が出ないのを後目に、遥か遠くのオランダで見事リリース。『牛裂きの刑』なんかも出していたメーカーが、今回も日本語音声付きのそのまんまの状態で出して下さいました。これは嬉しいですね。
画質もイイし、それにメニュー画面のバイオレンさもタマらなく素敵です。また、杉本美樹が唄う、限りなく「女囚さそり」に近い主題歌がバックに流れるフォト・ギャラリーや、日本版をベースにした予告編集等、特典もマニアックな仕上がりでグーですな。あと、オマケとして、4枚のロビーカード付きというのも、マニア心を擽らせてくれますデス。
アウターケース付きの2枚組仕様で、ディスク2は、ドイツ語バージョンが収録。音声はドイツ語ですが、本編自体は、日本語版(オリジナル版)とマッタク同じバージョンになっておりました。
とにかく、バイオレンス・マニア必見の和製カルト映画です。これを見逃したら、一生の名折れですな、ホントに。
※日本盤未発売
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