悪魔の生首

心魔(The Bedevilled)

メーカー 香港・Fortune Star
画面サイズ 2.35:1(LB)
音声 モノラル(北京語)
字幕 中国語
ランタイム 92分34秒
リージョン なし(VCD)

ジャケット裏

東映の看板セクシー女優・池玲子が、ブルース・リーの『ドラゴンへの道』配給権獲得の為の餌として、香港に借り出されたお色気怪談映画。当然、日本での公開も東映洋画で、話題になるかも…と思われつつも、結局何の話題にもならずにヒッソリと公開され、その後、すっかり忘れられてしまった池玲子本人にとっても思い出したくない暗黒面の作品ですな。それは、現地のポスター等には、「池鈴子」と表記されている事でも伺われますな。

内容がつまらなくても、池玲子様のセクシーな面が出ていればそれでOKと思ったんですが、それも皆無だったのは残念。当然ながら肢体を拝む事は出来るんですが、それが申し訳程度なのは何とも噴飯もので、これだったらわざわざ池玲子でなくても良かったんじゃない? と思ってしまいますな。実際、もう一人の女優さん(香港の人です)の方が裸も見せ場も多いし…。ま、それでも、『ドラゴン危機一発』で良い人を演じたジェームズ・ティエンが、生首役を熱演(…っていうのか…)しているのも笑えたし、この手のダメダメ映画ファンには酒の肴にはなる程度の映画ではありますな。

DVDと違ってVCDなので、画質は大した事なし。ま、DVDになっても、そう変わらないと思いますが、依然としてDVD化される様子がないのは、需要が全く無いからでしょうか。おそらく、買っているのは、日本の池玲子マニアだけだと思われます。

ジェームズ・ティエン以外にも、『危機一発』や『ドラゴンへの道』に出ていた役者さんたちも出ているし、監督はロー・ウェイだし音楽はジョセフ・クーだしと、何かとブルース・リー的な要素のある作品でもあるので、ブルース・リー・ファンにとっても一見の価値がある作品…とは思えませんが、今回何故か悲しいシーンに、『危機一発』同様、『大魔神』の劇中曲が流れていました。

※日本盤未発売

 

 

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