アンディ・ウォーホルが『悪魔のはらわた』『処女の生血』に続いて製作した商業映画の第3弾。今回は前2作と趣きを変えて、古典的ホラーの世界から現代的殺し屋稼業の世界に路線変更。女ばかりの殺し屋集団ってのがウォーホルらしいですな。また、ホラーではないのにちゃんとバイオレントなシーンが展開されているのもウォーホルらしく、特にアパートの窓から赤ちゃんを投げ捨てて、赤ちゃんの頭がグシャッと潰れるシーンが何ともまぁ、凄いですな。その代わり、エロチックなシーンがひとつもないのが残念で、せっかく主演にキャロル・ベイカーを配してるのに、勿体無い気がしますな。 かなり前にリリースされたものらしく、画質はイマイチ。ジャケの作りもチープで一瞬ブートレグ版かと見間違える程ですが、そのチープさもウォーホルらしいといえばらしいですな。当然特典もナシ。でも、日本盤は当分出そうにも無いので、“如何わしい映画マニア”には避けて通れぬ映画なのではないでしょうか。 ※日本未発売盤
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