悪魔の調教師

Barn of the Naked Dead (Nightmare Circus)

メーカー アメリカ・ブートレグ盤
画面サイズ 1.33:1
音声 モノラル(英語)
字幕 なし
ランタイム 81分44秒
リージョン ALL(DVD−R)
日本ではオカルト・ブーム真っ只中に公開されたスプラッター・ホラー。といっても、描写とかは、まだまだソフトなんですが、しかし、放射能に犯されてケロイド顔になった親父の顔は、なかなかにグロテスク。

砂漠の真ん中で、若い美女を捕まえては、動物のように調教して苛めまくる青年と親父の親子の姿を描いた、プレ『悪魔のいけにえ』のような映画。

ブートレグ盤で、しかも自家製(?)のDVD+Rの為、画質・音質共に最低ランクですが、本国アメリカでさえ、ビデオになっていない貴重な映画なので、これはこれで良しとするべきのような気が…。

ま、画質は悪いと言っても、十分許容範囲内なので、普通に観る分には全く問題ナシ。なお、タイトルの原題部分がカットされていて、本編が始まる前に字幕だけが出てくるのは、もしかすると、原題を改題した為なのかも知れない。

※日本盤未発売

 

 

 

悪魔の調教師 

Caged Women (aka.Barn of the Naked Dead/Terror Circus)

メーカー オランダ・KAU-DVD
画面サイズ 1.33:1
音声 モノラル(オランダ語&英語)
字幕 なし
ランタイム 83分57秒
リージョン 2(PAL)

ジャケット裏
1974年のオカルト・ブームの年にドサクサに紛れて公開されたスプラッター・ホラーの1本。邦題に“悪魔の”と付いているのも、そのブームの表れですな。後の『悪魔のいけにえ』『地獄のモーテル』等に引き継がれる“楽しいバカンスの果てに待っていたもの、それは猟奇変態野郎との出会いだった…”というパターンのルーツ的な作品でしょうか。公開当時は、あまり話題にもならなかった訳ですが、場末でこっそりと公開されたので、それも致し方ないですな。後に、オシャレな映画を連発するニューヨーク派アラン・ルドルフ監督の本格的なデビュー作でもありますが、どうやら今では、自身のフィルモグラフィから抹消させたがっているようで…。ま、気持ちは分かりますが(笑)。

その後日本では、バブル期に例のミミ・ビデオからビデオがリリース。と、思ったら、直後に会社が倒産したので、巷に出回った本数は少数だった為、ほとんどの人が現物を見ないまま、噂だけが飛び交っていた作品でもありますね。ナンでも、その日本版ビデオが欲しい為、他のミミ・ビデオ作品と合わせて15万円で購入(聞こえはイイけど、実際は倒産後の在庫整理をさせられた形)したツワモノもいらっしゃったとか。

そこでこの輸入盤です。以前下の方でも紹介しているアメリカ製の海賊盤がありましたが、今回のは正式にリリースされたオランダ盤になります。下記の海賊盤が、劇場公開フィルムから直にテレシネされていたのに対し、コチラはちゃんとリマスターされたマスターを使用。当然、画質は格段に良くなっている訳ですが、使用されたプリントが、原題が“Caged Women”という別バージョンというのがレアですな。多分、本国で公開された際でも、各地域や州によって、タイトルも変更された色んなバージョンで上映された事が分かりますな。

特典は、オランダ版予告編(相変わらずオランダ語のナレーションが騒々しい)の他、ポスター&宣材&スチル・ギャラリー、そして他のホラー映画(なんじゃこれは…?)の予告編を収録。通常のケースより一回り大き目の特殊仕様のケース(デジパックの変種?)に収納された、結構豪華なものになっております。“核実験の影響で怪物化したオヤジ登場”という辺りがネックで、日本では当分リリースされないだろうこの作品、おひとつ、如何でしょうか。

※日本盤未発売

 

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