ビデオの幕開け時代に、輸入ビデオ&LDで話題になっていたモンスター映画。当時はまだ新鮮だったトム・バーマンの特殊メイクが、噂を呼んでいたが、一部、関定律法21条に該当する個所があるとかで、LDの輸入が御法度になっていて、一部のマニアには幻となっていた作品。
新婚初夜に森の中で怪物にレイプされた女性が、その子供を産み落とし、その子供が17歳に成長した時に、怪物の血が騒ぎ出すというストーリー。今観ると、該当個所は大した事ないが、クライマックスの変身シーンが、フリークス度が高くて結構レアかも。
監督は、『ハウリングU』で、観客の失笑を買ったフィリップ・モーラ。彼の作品中ベストがこの作品だと思う。日本では未だに未公開で、『戦慄!呪われた夜』というタイトルで、深夜に一度テレビ放映されたのみ。
画質・音質共に良好で、特典は予告編のみ。未公開の上、該当箇所以上に、変身シーンがグロテスクで“フリークス的問題”も孕んでいるという観点から、今後も日本盤がリリースされる可能性は低いと思うので、今の内にゲットしておくように、とアドバイスしておきます。
※日本盤未発売
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