食人族  25周年記念コレクターズ・エディション

Cannibal Holocaust

メーカー アメリカ・Grindhouse Releasing
画面サイズ 1.85:1(SQ)
音声 ドルビー・サラウンド(英語)/モノラル(英語)
字幕 なし
ランタイム 96分31秒
リージョン ALL
お馴染み『食人族』です。以前もアメリカ盤はリリースされていましたが、今回は、“25周年記念コレクターズ・エディション”としてリリースされた2枚組のデラックス仕様盤。しかし、こんな映画にもアニバーサリー盤がリリースされるなんて、世の中、イイ時代になったものですなぁ。

さて、気になる仕様ですが、まず本編は、リマスターされた高画質になっていて、今までのどのバージョンよりも良いです。それと、オリジナル通りのランタイムになっているのも、日本盤が早回し版だっただけに、これは貴重ですな。

あと、特典ですが、今までのイタリア盤や日本盤に収録されていたメイキング・ドキュメンタリー「イン・ザ・ジャングル」に加えて、新たなイタンビュー集が収録されているのが、既発売盤との違いでしようか。それに、ネクロフェギアによる「カニバル・ホロコースト」という曲のミュージック・ビデオも収録されていて、これは初お目見えだけにレアですな。このバンド、以前は『ビヨンド』」の時もミュージック・ビデオが収録されていたけど、バンド名からして、かなりのスキモノと言えそうですな。他にスチル・ギャラリーと、『食人族』や『ビヨンド』『処刑軍団ザップ』等のゲテモノ映画の予告編集を収録。(以上ディスク2)

そして、特筆すべきは、バージョン違いの本編も収録されている事。これはディスク1の方に収録されているのですが、何とそれが“動物愛護団体推薦版”(笑)。つまり、オリジナルの本編から、動物が虐待されるシーン(亀や蜘蛛や蛇や猿等…)をカットしたソフト・バージョンになっていて、こんなバージョンがあったなんて驚きです。っていうか、この映画から、その種のシーンをカットしてしまうと、面白さが半減するのではないかと思われるのですが…。因みにそのバージョンのランタイムは90分24秒でありました。

それと、これもバージョン違いと言っていいのか分かりませんが、「カメラ・コメンタリー・バージョン」と題されていて、このモードで再生していると、本編中、右下にドクロ・マークが現れて、その時に“トップ・メニュー”若しくは“タイトル”ボタンを押すと、画面がいきなり、デオダート監督とロバート・カーマンの二人がコメンタリーをしている場面に切り替わって、実際のコメンタリー音声を二人の顔を見ながら聴ける(画面中央部には本編画像が映っている)という仕様のもの。どんな顔をしてコメントしているのかが分かるという点で、これは画期的ですな。因みに、通常の本編再生モードでも、音声解説は、普通に聴けるので、その時の気分次第で、どちらでも選べるというのが、イイですな。

そして「インサイド食人族」と題された新たなドキュメンタリーというか、映画内事件をそのまま本物の事件として扱ったニュース風画像が収録されているのが、ユニークで面白いです。行方不明になった4人のプロフィールや、彼らが残した物品(カメラやフィルムなど)を新聞記事風に映し出したり、劇中でも流れた彼らが以前に作った戦争ドキュメント「地獄への最後の道」の別バージョン(残虐ショットが増えている!)が収録されているのが、雰囲気をいやが上にも盛り上げております。

他に予告編集(オリジナル版・国際版・ドイツ版・アメリカ版・アメリカ再公開版)や、さらには、DVD-ROM仕様でオリジナル脚本まで収録されているという豪華さで、この特典だけでも、1万人分ぐらい食人したようなお腹イッパイになりますな、ホントに。

なお、この25周年記念盤、11,111枚のみの限定リリースとなっているので、お早めにお買い求め下さいませ。

因みに、既発売盤とのバージョン違いについては、コチラの方もご参照下さい。

 

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