ロブ・ゾンビ監督による『マーダー・ライド・ショー』の続編。っていうか、ストーリー的な繋がりは無いので、姉妹編的な感じの一編。さらに過激に、さらにスプラッター・シーン満載で登場している訳ですが、今回はストーリーの設定上、鬼のようなシェリフとの決戦がメインなので、ハードな銃撃戦も展開するというアクション編でもありますね。なので、ホラー映画としての要素は、影を潜めた感はありますが、取り敢えず、スプラッター・シーンが見ものという事で。

画質は最高。音声も、ＤＶＤの特性を活かしたサウンドでもって、クリアーに、そしてド迫力に飛ばしてくれております。劇中のバックに流れるレナード・スキナードの音楽も心地良く響いてくれていますね。

２枚組仕様になっておりまして、特典がテンコモリです。ロブ・ゾンビ監督のコメンタリー、シド・ヘイグらキャストによるコメンタリーと２種類の音声解説に加えて、特番のトークショーの模様、各種ＣＭや宣伝媒体数種類、削除シーン、メーキャップ・テスト、マシュー・マグローリー・トリビュート、スチル・ギャラリー、予告編、テレビ・スポット集…等をディスク１に収録、続くディスク２には、「地獄の30日間」と題された２時間24分（本編より長い！）にも及ぶメイキング・ドキュメンタリーも収録されていて、もうとにかくお腹がイッパイ。本編の後味の悪さよりもむしろ、メイキングや特典の明るい撮影風景を眺めている方が、精神的にも良さそうですな。