青春&恋愛映画&人間ドラマサントラ

 

 

愛情物語 サウンド・オブ・ミュージック ひまわり
アイス・キャッスル さらばベルリンの灯 フィールド・オブ・ドリームス
愛と青春の旅立ち サンチャゴに雨が降る&ローマに散る フェノミナン
愛のそよ風 サンシャイン フォロー・ミー
アメリカン・グラフィティ 幸せはパリで フリー・ウィリー
アメリカン・グラフィティ2 死刑台のメロディ ブリジット・ジョーンズの日記
ある愛の詩 シザーハンズ ベンジー
イッツ・フライデー シャイなラブレター ベンジーの愛
いつも二人で シンデレラ・リバティ ボビー・デアフィールド
ウエスト・サイド物語 スター誕生 マイ・ソング
エレファント・マン スプラッシュ 真夜中のカーボーイ
黄金の腕 成功の甘き香り ミシマ
男と女 卒業 ミッドナイト・エクスプレス
おもいでの夏 大運河 ミリィ少年は空を飛んだ
面影 太陽にかける橋ペーパー・タイガー 女狐
彼女はハイスクール・ボーイ タクシードライバー ヤコペッティの大残酷
華麗なるギャツビー ダブ 野生のエルザ
華麗なる週末&シンデレラ・リバティ 小さな恋のメロディ ラストコンサート(LP盤)
カンヌの恋人 チキチキ・バンバン ラストコンサート(CD盤)
君がいた夏 チャイナタウン リトル・ロマンス
グリーン・カード チャンピオンズ ロミオとジュリエット
グレイストーク テキサス1の赤いバラ ローラーブギ
グレン・ミラー物語 10テン ウディ・ガスリーわが心のふるさと
グローイング・アップ ナイトライダーズ
グローイング・アップ3恋のチューインガム 裸足で散歩
ゴーイング・ステディグローイング・アップ2 パピヨン
ゴーストニューヨークの幻

 

 

 

ベンジーの愛 For the Love of Benji

CD/米・Benji.com/05年

全17曲

アナログ盤LP

シリーズの第2作目。前作公開から1年での登場で、アメリカよりむしろ、日本でヒットしてました。作り手も、日本を意識して製作していたようで、ギリシャに海外ロケしたり、日本のシリーズものでもよくある企画になっていたのも微笑ましいですな。そういえば、つい最近、シリーズ最新作(通算5作目だそうです)が公開されたばかりで、未だにこのシリーズが続いている事にも驚きましたですが。

音楽は前作に続いてユエル・ボックス。前作同様、ファミリー映画に適した爽やかなスコアを連発していて、映画のシーンが思い浮かぶくらいどれもフィットしたムードになっています。そして、今回主題歌を唄っているのはアンディ・ウィリアムス。いよいよ御大が登場したって感じですが、彼の唄う「Sunshine Smiles」が、これまたイイ感じなんですよね。前作の主題歌「I Feel Love」も収録されているので、ある意味、これ1枚で2作分楽しめる内容になっているのはお得ですな。収録曲等は基本的には、劇場公開時にリリースされていたアナログ盤LPと同内容のようです。(1作目も同様)

因みに、これは下で紹介している前作もそうなんですが、ジャケットに使用されているベンジーの写真は、これは映画のものではなくて、あくまでもジャケット用に別撮りされたスチルであるようです。むしろ、このサントラをリリースしているベンジー専門のサイトで使われている写真をそのまま掲載していると言った方が良いぐらいで、ジャケ内には一切、映画のスチルが掲載されていないというのが、“サントラ”としては物足りない気もしますが、まぁ、犬がカワイイからイイでしょう(笑)。

 

 

 

 

ベンジー Benji

CD/米・Benji.com/05年

全14曲

アナログ盤LP

動物ファミリー・ピクチャーの代表的作品で、1976年の大ヒット作。当時の宣伝の謳い文句が「全米では『ジョーズ』『タワーリング・インフェルノ』に次いで興行成績で第3位の大ヒット!」という触れ込みだった訳ですが、実は、その次の第4位にランキングされていたのが『ヤング・フランケンシュタイン』だったんですね。ところが、上位3位までは日本でもヒットしたのに、4位の『ヤン・フラ』は全くヒットせず。なので、メル・ブルックス・ファンのワタシとしては、当時この『ベンジー』にちょっと嫉妬してたものではありました

それはともかく、可愛いベンジーが活躍する映画で、動物好きにはタマりませんなぁ。実際、家で犬を飼ってみると、余計愛着が沸く映画で、ウチにも一匹、ベンジーに似た仔犬がいるもんで、もう大好きです、この映画。

音楽はユエル・ボックス。この“ベンジー・シリーズ”を一手に引き受けているコンポーザーで、なかなか爽やかなスコアを提供してくれております。でも、一番の魅力は、チャーリー・リッチが唄う主題歌「I Feel Love」ですな。映画の大ヒットと共にこの歌もヒットして、“ベンジーといえばこの主題歌”と言われるぐらい認知されてましたな。

因みに、この映画の主題歌でチャーリー・リッチを初めて知ったワタシは、後にイーストウッドの『ダーティファイター』の中でリッチが唄うシーン(サントラにも収録あり)を見て、「アッ『ベンジー』の人だ! と、喜んだものであります。

 

 

 

フォロー・ミー Follow Me
LP/日・ビクター/79年
全12曲
キャロル・リード監督晩年の傑作。ミア・ファローの魅力全開の作品で、“真実の愛に言葉は要らない。ただ、見つめていればイイ”というテーマが強烈な感動を呼び起こす大人の映画。倦怠期や離婚の危機に陥ってる夫婦に、そして別れ話が出ているカップルに是非とも観て頂きたい名作であります。風光明媚なイギリスの街並みも併せて楽しめるのもグッドですな。因みに、ワタシのオールタイムのベスト5に入る作品です。

音楽はジョン・バリー。007映画のような骨太のサウンドとは対照的に、線が細くリリカルなメロディラインを基調としたスコアで、揺れ動く男女の心情を細かく描いて聴かせてくれておりますな。「♪Follow follow〜」と繰り返される主題歌(歌ってるのは、ロズ&ジョン)も印象的で、一度観たら忘れられない本編と同様、一度聴いたら忘れられない名曲に仕上がっておりますな。

それにしても、こんな名作が、一度もソフト化(ビデオ化でさえも!)されていないというのは、全く解せないですな。世の中狂ってるとしか言い様がないですな。同じく、サントラ盤も、このアナログ盤でしかリリースされていないという現状も、どうにかならないものですかね(一時、怪しいブートレグ盤が出回っていた事もありましたが…)。ナンでも、アナログ盤自体も、日本でしか発売されていなかったとかナンとか…。って事は、原盤自体が無いって事なんでしょうか。

いずれにしても、この名作を広く世間に知らしめる為にも、サントラCDとDVDのリリースだけは、早くして欲しいものですな。それまで暫くは、このLPと、かなり前にテレビ放映されたのを録画したビデオ(字幕版と吹替版)で楽しむしか無いですな。

 

 

 

スター誕生 A Star is Born
CD/日・ソニー/01年
全12曲
名作ミュージカルの3度目のリメイク(という事は、4度目の映画化という事ですね)。一番有名なのが、ジュディ・ガーランド主演作。人間ドラマとしても、ミュージカルとしても上出来だった訳ですが、70年代にリメイクされた本作は、舞台をロック界に置き換えて、ミュージカル映画と言うよりも、ライヴ中心の音楽映画になった。

なんせ、バーブラ・ストライザンドが製作(当時の旦那も)に関わっているので、結構ワンマンだったに違いないが、劇中の彼女は健気で女らしい役柄というのが、なかなかオツなものでしたね。

今は俳優に専念しているクリス・クリストファーソンも、シンガーとして一番脂が乗っていた時期だっただけに、ちょっとダミ声にした歌い方もパワフルでOKです。

アカデミー主題歌賞を獲った「スター誕生/愛のテーマ」(Evergreen)が、やはり何とも美しくて素晴らしいですな。エンディングに流れる2人のデュエット・バージョンも素敵です。そういえば、音楽を担当したのは、当時売れっ子だったポール・ウィリアムスですな。歌詞の内容や曲調に、『ファントム・オブ・パラダイス』に通じるモノがあったりするのも、楽しいもんですな。

日本盤のみのボーナス・トラックとして、ラストに「愛のテーマ」のスペイン語バージョンというのが収録されていて、これが結構ナウいんですな。スペイン語の歌詞カードも掲載されているんですが、スペイン語って、ローマ字をそのまま読んでいるみたいで、意外と発音が簡単だったりするんですな。

今から30年前の丁度今頃、試写会で2度もこの映画を観たっけ。2度観たのは、たまたま試写会に当選したから。ラスト・シーンでバーブラが唄う曲を聴いていると、その頃の思い出が、ジワジワと蘇ってきます。そういう思いを馳せらせる…というだけで、このサントラは名盤と言えますな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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