吼えろ!ドラゴン 起て!ジャガー

龍虎闘 (The Chinese Boxer)

メーカー 香港・Selestial Pictures
画面サイズ 2.35:1(SQ)
音声 5.1chサラウンド(北京語)
字幕 中国語・英語
ランタイム 85分45秒
リージョン

ジャケット裏

ご存知ジミー・ウォング先生の出世作。香港でバカ当たりしたというクンフー映画ですな。これを劇場で観たブルース・リーが「ジミー・ウォングの足は、ただ立ってるだけの道具じゃないか!」と、隣のレイモンド・チョウに言い、「ボクだともっと面白い映画が作れますよ」と豪語したのは、いまや伝説になっておりますな。それはともかく、それまで剣戟中心だった香港アクション映画に措いて、クンフー・アクションとしての面白さを確立したのはこの映画で、そういう意味では記念碑的作品でもある訳ですが、今ジックリ観ると、ストーリーから展開から登場人物の設定まで、ほとんど『片腕ドラゴン』と同じなんですな。いや、『片腕〜』がコチラをマネたというか、そんな感じ。そもそも、強いと思われた主人公が悪人に一度ボコボコに負けて怪我を負い、復活後鍛錬を重ねて復讐する…というパターンは、ジミー映画の王道とも言うべき展開で、他のジミーさん映画も大体似たようなもんですな。もっと言うと、この時期の香港製クンフー映画は、そのパターンが多かったんでしょうな、きっと。

さすがにショウ・ブラ・ブランドのDVDだけあり、画質は最高。5.1ch化された音声も、そこそこサラウンド感が漂ってイイ感じに仕上がっております。特典は、公開当時の予告編と新たなDVD用予告編の2種類収録で、他にスチル&ポスター・ギャラリーにビハインド・ザ・シーンのスナップ集等の静止画オンリー。あと、この映画に登場したクンフーの技を紹介する文(英語と中国語)も収録されていて、興味のある方には嬉しいですな。

既に日本盤もリリースされている作品ですが、値段的な事を考えると、コチラの方がコストパフォーマンス大であります。

 

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