輸入DVDレビュー
●カンフー映画
ジャケット/タイトル | メーカー | 仕様 | コメント |
アンジェラ・マオの 女活殺拳 合気道 (He Qi Dao)
|
四川文芸音像出版
(中国) |
1.33:1 5.1chサラウンド(中国語) 92分28秒 字幕:なし チャプター・インデックス リージョンALL
|
香港レディ・カンフーの女帝アンジェラ・マオ・イン主演の70年代を代表する傑作クンフー・アクション。ドラゴン・ブームの年1974年に、日本でも劇場公開され話題を呼んだ懐かしの作品でもある。
ストーリーはありきたりだが、ここは取り敢えず豪華スターの顔ぶれを見るべし。サモ・ハン・キンポー、ウォン・イン・シク、ツィ・ハン・ツァイ、カーター・ワン、ブルース・リャンらが、アンジェラ・マオを取り囲んでの豪華共演。ブルース・リャンなんて、ほとんど端役扱いなのが勿体ないぐらいである。 アウターケース付きのジャケットで、一応音声は5.1chサラウンド化されているものの、肝心の画面がスタンダードのトリミング版になっているのが残念で、アクションの面白さが半減している。メイン・タイトルだけはレターボックスのスコープ・サイズになっていたので、そのまま全編通してくれれば良かったのに…。 従って、画質もあまり良くないが、何故か香港盤やアメリカ盤も出ておらず、ましてや日本盤なんて、ビデオ自体がリリースされなかったという貴重な作品だけに、観られた…というだけマシな1枚でありますな。 特典は、本作、及び他のクンフー映画の予告編集を収録。 ※日本未発売盤 |
実録ブルース・リーの死 李小龍興我 (Bruce Lee & I)
|
Selestial Pictures (香港) |
2.35:1(SQ) 5.1chサラウンド(中国語) 102分46秒 字幕:中国語・英語 チャプター・インデックス リージョン3
|
ブルース・リーの死の直前に一緒に過ごしていたといわれる自称・ブルース・リーの愛人、ベティ・ティンペイが、自己弁護の為に作った(といっても、製作に関わっている訳ではない。単にストーリーを提供して主演しているだけ)メロ・ドラマ。ティンペイは勿論本人役だが、肝心のブルース・リーに扮するは、後の香港映画のドンに昇格する若き日のダニー・リー。当時はブルース・リーのソックリさんと言われていた(誰に…?)が、今は大川栄作みたいになっちゃってる彼が、一生懸命ブルース・リーになろうと努力している点が笑える、今となってはレア的作品。
まぁナンですな。数あるブルース・リーのバッタもん映画の先駆け的な映画である訳で、そういう意味で観たら、まぁまぁ楽しめるというか、りーとティンペイとのエッチ・シーンもあって、違う意味で楽しめるというか…、因みにティンペイのベッド・シーンは吹き替えでした。ナンじゃそら! さすがにショウブラ作品だけに画質は最高級レベル。こんな映画に勿体ないぐらいです。音楽もちゃんと5.1chサラウンド化されていて、意外にも低音に迫力があります。 特典は、ビハイド・ザ・シーンのスチル集とアートワーク集、それに予告編集ぐらいになっています。以上。 ※日本未発売盤 |
マッハ!!!!!!!!! 拳覇 One-Bak
|
Edko Films (香港) |
1.85:1(SQ) 5.1chサラウンド(タイ語・ 中国語) dts(タイ語) 108分10秒 字幕:中国語 チャプター・インデックス リージョン3
|
トニー・ジャーの生身のアクションが炸裂するリアル・クンフー映画の傑作『マッハ!!!!!!!!』です。
既に日本盤もリリースされているので、これと言ってコメントはありませんです。日本盤は2枚組になっていますが、コチラは1枚もの。でも、ちゃんと特典映像が収録されているのでイイですね。 メイキングやムエタイのドキュメント、そしてキャンペーン映像に予告編等。日本盤には、日本でのキャンペーン映像も収録されていますが、ま、それを必要とするかどうか…ですね。 あと、コチラには日本語字幕はありませんが、このアクション満載の映画に、果たして字幕がいるかどうか…という事も問題ですね。ジャケットは、こちらの方がイイですね、多分…。 |
カンフーハッスル Kung Fu Hustle
|
Sony Pictures(香港) |
2.35:1(SQ) 5.1chサラウンド(広東語・ 北京語) dts(広東語) 99分19秒 字幕:中国語・英語 チャプター・インデックス リージョン3
|
『少林サッカー』に続くチャウ・シンチーの“ブルース・リー・リスペクト映画”第2弾。今回は、思いっきりのクンフー映画で、全編、これでもかこれでもかという怒濤のクンフー・シーンが展開されるという入魂の1作。その怒濤ぶりに感動です。
いち早く香港でリリースされた輸入盤で、とにかく画質が頗る良い。サブウーハーが響く5.1chサラウンドの迫力も見事で、リアル感抜群。 日本語字幕など無くても、充分に観られるオモシロ映画で、DVDで何度も味わうのがファンの正しい姿。 何故か特典映像は収録されてありませんが、同梱特典として、香港製の分厚いブックレットが付いていて、これが何とも素晴らしい。値段ばかり高い日本のパンフレットとは比べモノにならないぐらい、心が伝わってくる読み物=写真集になっている。 とにかく、何度も味わえ! |
燃えよドラゴン Enter the Dragon
|
Warner
Home Video
(韓国) |
『燃えよドラゴン』 2.35:1(SQ) 5.1chサラウンド(英語) モノラル (日本語・スペイン語) ドルビー・サラウンド (スペイン語) 102分24秒 字幕:英語・日本語 スペイン語・ポルトガル語 タイ語・ハングル語 インドネシア語 『A Warrior's Journey』 1.33:1 5.1chサラウンド(英語) 字幕:英語・日本語 スペイン語・ポルトガル語 タイ語・ハングル語 インドネシア語 99分52秒 チャプター・インデックス リージョン2&3
|
今更何も言う事はございません。世界の中心でアクションを叫ぶブルース・リーの最高傑作です。製作30周年記念盤としてリリースされたメモリアルDVD(2枚組)であります。
先にアメリカ・イギリスでリリースされ、遅れてリリースされたのがこの韓国盤で、これと全く同仕様で、日本盤が出ましたね。つまりこれは、韓国と日本共通バージョンだった訳ですね。だからリージョン3と明記されているにも関わらず、国内製のプレーヤーでも再生出来た訳ですね。 諸事情の為、紹介するのが大幅に遅れてしまいましたが、取り敢えず特典内容を列記しますと…プロデューサーたちによる音声解説を始め、25周年記念盤時に収録されたドキュメンタリーに加えて、今回新たに「血と鋼鉄」というドキュメンタリーが収録、噂のアーナ・カプリ秘蔵8ミリ映像を拝見する事が出来ます。他に、以前のLDに収録されていた「実録ブルース・リー/ドラゴンと呼ばれた男」、貴重なインタビュー映像が楽しめる「プルース・リー語録」、「リンダ夫人のインタビュー集」、「トレーニング風景」、予告編集と来て、そして最大の注目は、あの『死亡的遊戯』との権利関係の為、日本ではリリース権が無いとまで言われていた「A Warrior's Journey」が完全収録されている事ですね。『死亡的遊戯』とはまた違ったアプローチがされている点に、注目であります。 因みに、日本盤には無いミニ・ポスターがオマケで封入されているので、マニアにはタマりませんなぁ〜。 という事で、今までの『燃えよドラゴン』を売り払ってまでもゲットすべきDVDなので、ヨロシク! |
暗黒街のドラゴン 電撃ストーナー Stoner
|
不明(台湾?) |
1.85:1(SQ) モノラル(英語) 105分39秒 字幕:なし チャプター・インデックス リージョンALL
|
1974年のドラゴン・ブームの真っ只中に公開された香港製クンフー映画の1本。主演は二代目007のジョージ・レイゼンビーで、共演が、香港の女ドラゴンこと、アンジェラ・マオ。まぁ、時代ですな。
作り手は、香港版007を狙ったんでしょうけど、本家とは比べモノにならないぐらいお寒い出来で、クンフー・アクションとしても、かなりお粗末な出来。唯一、アンジェラ・マオの健気なアクションが目立つ程度でした。 このDVDは、一応台湾製のようですが、画質はイマイチだし、画面もスタンダードのトリミング版(ややスクイーズ気味で収録。ワイドテレビのワイドモード=無理矢理横長にするモードでほぼビスタになるという代物)だし、ジャケもいい加減だし…という、かなり怪しいDVDになっています。 大体、ジャケのデザイン自体メチャクチャで、この映画に、アンジェラ・マオのこんなシーンはありませんでした(笑)。 特典は、一応予告編が付いているんですが、これが何とも、『サランドラ』や『ブレインデッド』の予告編になっていて、何とも…って感じであります。 ※日本未発売盤 |
ブルース・リー 死亡遊戯 Game of Death
|
20th FOX |
2.35:1(LB) ステレオ(英語) 100分27秒 字幕:英語 チャプター・インデックス リージョン1
|
何故か今頃『死亡遊戯』である。近い内に、「ザ・ヒカク」コーナーで取り上げる予定なので、その前哨戦として。
これはアメリカ盤で、品質には定評があるフォックスからリリースされているもの。今回のは、5枚組のBOXとしてリリースされた1枚を観賞。本編の仕様は単品リリース盤と同じである。 さすがに画質は良く、これでスクイーズ方式なら文句ない所ではあるが、贅沢は言えまい。 アメリカ公開版なので、池漢載の口パク・シーンがカットされている他、ブルース・リーの怪鳥音も、本物ではない。それがちょっと残念。 以前リリースされていたLDがステレオ収録だったので、今回のは…モノラル表示…と思ったが、実際に聞いてみるとステレオ音声だった。5.1ch程ではないにしろ、まぁ、迫力はあります。 珍しく、特典は、何もナシ。 |
ドラゴン危機一発 Fists of Fury
|
Good Times |
2.35:1(LB) モノラル(英語) 97分11秒 字幕:なし チャプター・インデックス リージョンALL
|
英語題名が“Fists of Fury”になっていますが、これは『ドラゴン危機一発』です。DVD初期の頃にリリースされたもので、とにかく安売りされているバージョン。
一応、ワイド版で、本編もオリジナル通りなんですが、とにかく画質がイマイチ。しかも、画面右下に、小さく“Good Times”と常に(!)表記されているものだから、何とも、トホホ…。 ただ、これがアメリカでの初公開版である事が、唯一の取り柄でしょうか(配給会社表記がNational General Pictures)。 因みに、アメリカでの公開タイトルがこれになってしまったのは、配給会社が『怒りの鉄拳』の英語題と取り違えたから…というのは、今や有名な話ですね。(麻薬ルートをテーマしているので、本来コチラが“The Chinese Connection”になるところ) 因みに、今回はその『怒りの鉄拳』とセットになったDVD(パックになっているだけ)を買ったのだが、その『怒りの鉄拳』については、また後日…。 特典は何もなし…。トホホ…。 |
ドラゴン笑いの鉄拳 The Chinese Connection - Laugh Track
|
Yokr Entertaiment | 2.35:1(LB)
ステレオ(英語) &モノラル(英語) 106分24秒 字幕:なし チャプター・インデックス リージョンALL |
ブルース・リーの傑作『ドラゴン怒りの鉄拳』を、画面はそのままに、セリフと音楽だけをソックリ入れ替えた怪作。
当然、入れ替えたセリフは全てギャグになっていて、つまりこれは、『ドラゴン怒りの鉄拳』のコメディ版というか、『ドラゴン笑いの鉄拳』というか、『ドラゴン怒りの笑拳』というか…。 “ラーフ・トラック”と題されたオフザケの一編ではありますが、画面がホンモノのブルース・リー映画であるだけに、奇妙な魅力を感じてしまいます。が、しかし、セリフがキモだけに、英語が分からないとちょっと辛いものがありますが…。 一応、オリジナル音声も収録されているので、単に『ドラゴン怒りの鉄拳』を楽しみたい方はコチラでどうぞって感じですが…。 特典映像として、差し替え音声のアテレコ風景が収録されています。 なお、本編は、香港盤や日本盤『怒りの鉄拳』のように、早回しバージョンではないオリジナル版になっているので、そういう意味では貴重かも…。 ※日本未発売盤 |
Bruce Lee: A Warrior's Journey |
Warner Home Video |
1.33:1 5.1chサラウンド(英語) 99分52秒 字幕:英語・仏語・西語・ ポルトガル語 チャプター・インデックス リージョン1
|
未完成に終わったブルース・リーの『死亡遊戯』を、ロバート・クローズ版『死亡遊戯』とは別のコンセプトで作り上げた作品。日本で作られた『ブルース・リーING.O.D.死亡的遊戯』とも違う別バージョン。
『死亡的遊戯』の前半が、リーが『死亡的遊戯』を作るまでの過程を、ソックリさん俳優を使って再現していたドラマになっていたのに対し、コチラは、『ブルース・リーの生と死』的なドキュメンタリーになっている。 ソックリさんのヘタな演技が観たくない人は、コチラをお薦め。後半の約40分の五重塔での死闘シーンは、若干編集が違うようだが、ほとんど同じ構成。バックの音楽に限れば、『死亡的遊戯』の方が良いかも…。 画質・音質は良。全体的にはスタンダード・サイズでの収録だが、五重塔シーンのみ、レターボックスによるスコープ・サイズで収録されている。 特典は予告編のみで、ジャケット裏に記載されている“ジョン・リトル監督の音声解説”“ミュージック・ビデオ”そしてリーが塔に登るまでの経緯をドラマ化した“死亡的遊戯ストーリーライン”という再現ドラマ等の特典は、何故か未収録。 ミスプリなのか、収録忘れなのか…。いずれにせよ、中途半端である事には違いない。 |
Bruce Lee: A Warrior's Journey
|
Warner Home Video
(ドイツ) |
1.33:1 5.1chサラウンド (独語・英語・伊語) 99分59秒 字幕:独語・英語・伊語・ 仏語・蘭語・スウェーデン語・ ノルウェー語・デンマーク語・ フィンランド語・ポーランド語・ チェコ語・グリーンランド語・ トルコ語・ポルトガル語・アラ ビア語・ヘブライ語 チャプター・インデックス リージョン2(PAL)
|
という訳で、アメリカ盤に多少の不満があった為、急遽買い求めたドイツ盤。本来なら同仕様のイギリス盤にすれば良かったのだが、コチラの方が即発送してくれるという事だったので、ドイツ盤にしたら、何と1ヶ月半も掛かってしまった…。
内容は上記アメリカ盤とほぼ同じ。違うのは、アメリカ盤には未収録だった特典が入っている事。“ストーリーライン”の再現ドラマは、約20分で、ブルース・リーが構想していたと言われる、主人公が五重塔に登らざるを得なくなってしまう状況を、再現したドラマになっている。意図的にソックリさんを起用していないようだけど、やはり、文句を言われない為か。 しかし、誘拐されたのが主人公の妹と弟だったのにはビックリ。妻と子だと思っていたのに…。 ドイツ語を始め、16カ国の字幕が収録されているが、何故かアジア圏だけは一国もなし。間違って日本語が入っていないか、確認したけど、入っていなかった…。 |
レッド・ドラゴン 新・精武門 New Fist of Fury |
Simitar Entertainment | 1.33:1
モノラル(英語&広東語) 118分53秒 字幕:なし チャプター・インデックス リージョン? |
ジャッキー・チェンの初期の主演作。ブルース・リーの『ドラゴン怒りの鉄拳』の正式な続編で、監督も前作同様ロー・ウェイ。
続編とはいっても、ブルース・リーがいないので、映画の出来は大した事ない。ジャッキーも、後半になってやっと活躍する程度で、前作を意識したラストも、あまりに唐突。 画質は悪い。途中で何度も画像が飛んだりするので、もしかして、PAL版?かと思いました。リージョン2のプレーヤーで再生できなかったので、リージョン1かと思いきや、輸入ショップでは「ALL」と表示されていた。謎である。 特典は、ジャッキー・チェンのインタビュー。 日本版ビデオ&LDは85分のカット版なので、完全版である事だけは評価できる。 ※日本未発売盤 |
燃えよドラゴン 龍虎争門(Enter the Dragon) |
Universal Laser &
Video (香港) |
2.35:1(LB)
5.1chサラウンド (広東語&北京語) 98分12秒 字幕:広東語・英語・北京語・ 日本語・インドネシア語・マレ ーシア語・タイ語・韓国語・ ベトナム語 チャプター・インデックス リージョンALL |
説明不要のブルース・リーの『燃えよドラゴン』香港盤。香港公開版なので、タイトルの字幕とセリフ以外は、基本的には“ディレクターズ・カット”版と同じ内容。
ラストの鏡の間での対決シーンで、音楽がズレる部分があるのは、ちょっと難。 画質はイマイチ。ワーナー版の方がかなり上。音声は、一応5.1だが、何となく擬似ステレオみたいな感じ。なので、迫力ナシ。 特典は、『危機一発』『ドラゴンへの道』『死亡遊戯』『燃えよドラゴン』『ファイヤードラゴン』の香港版予告編のみ。 PALマスターによるものか、早回し版になっている。 |
ドラゴンへの道 猛龍過江(Way of the Dragon) |
Universal Laser & Video (香港) |
2.35:1(LB) 5.1chサラウンド (広東語&北京語) 94分10秒 字幕:広東語・英語・北京語・ 日本語・インドネシア語・マレ ーシア語・タイ語・韓国語・ ベトナム語 チャプター・インデックス リージョンALL |
これもブルース・リーで、彼の初監督作品。香港映画史上初のローマ・ロケ作品である事や、ダブル・ヌンチャク、チャック・ノリスとのコロシアムの決闘など、見せ場に事欠かない一級のクンフー映画。
ついでに音楽もカッコ良い。ただし、日本での劇場公開時に挿入されていたマイク・レメディオスの主題歌は、流れない。 画質は、日本のビーム版と比べると、シャープネスに若干の向上が見られる程度で、大まかには変わっていない。でも、音質は、一応5.1chになっているので、まぁまぁの迫力。 現在、スパイクから出ているものと全くの同バージョン。ジャケットだけ替えてリリースされている模様。 特典は、上記の『燃えドラ』と全く同じ。香港ULVのこのシリーズは、全部同じ仕様になっている模様。 これもPALマスターなので、早回し版になっている。 |
ブルース・リー死亡遊戯 死亡遊戯(Game of Death) |
Megastar Video
(香港) |
2.35:1(LB) 5.1chサラウンド (広東語&北京語) 86分13秒 字幕:広東語・英語・北京語・ 日本語・インドネシア語・マレ ーシア語・タイ語・韓国語・ ベトナム語・スペイン語 チャプター・インデックス リージョンALL
|
またまたブルース・リー作品。日本盤でも出ているこの作品だが、実は、本編が香港公開バージョンというのがミソ。つまり、英語・国際版のハッピーエンドと違い、リーが最後に警察に逮捕されるという情けないエンディング・バージョン。
他にも、オープニングとエンディングの音楽が、広東語(北京語)の主題歌に差し替えられていたり、或いは、レッド・ペッパー・タワーの3階(?)に登場する筈の池漢載のシーンがなく、逆に日本公開版『死亡の塔』の中にあったカサノバ・ウォンとの温室の決闘シーンが挿入されていたりという、かなり違うバージョンになっている。 そういう点では、色々興味をソソられるが、全体的にはトホホ感が漂っているのは否めない、いわば珍バージョンってところ。まぁ、広東語の主題歌(北京語音声は、また別の主題歌)がカッコ良く、そのタイトル・バックも国際版とは違うデザインになっているので、その点も興味深いが。 画質は、まぁまぁ。音質もそこそこ。かなりエコー感が漂っているのが、日本版のモノラル音声より迫力あり。 特典は、上記2作品と同じく予告編で、『ファイヤードラゴン』の代わりに『ドラゴン怒りの鉄拳』が加えられている。また、『死亡遊戯』の未テイク・シーンも入っているが、これはパイオニアから出ている『怒りの鉄拳』と同じもの。つまり、このメーカーの共通映像となっている模様。 ジャケット表記が94分となっているが、8分も違っている。PALマスターの早回し版にしても、そんなに違わないのに…。 因みに、同じバージョンでUniversal Laser版もある。 |
ブルース・リーの神話 李小龍生興死 (Bruce Lee ,the Legend) |
Universal Laser & Video (香港)
|
1.33:1
2chステレオ(広東語) モノラル(英語) 85分06秒 字幕:広東語・英語・北京語 チャプター・インデックス リージョンALL |
ブルース・リーのドキュメンタリー作品。原題から『ブルース・リーの生と死』と混同されがちだが、こちらはブルース・リー没後15周年を記念して作られた作品。
ドキュメントとしても上手くまとまっていて、これ1本あれば、他のドキュメントは要らないという感じ。そして見所はやはり、当時まだなかなか観られなかった『死亡遊戯』の未発表映像。そういう意味でも貴重な作品。 画質・音質はドキュメントなので、こんなものでしょうかって感じ。広東語と英語でナレーションが入っているが、広東語の方は、何故かステレオになっている。雰囲気的には擬似ステに近い感じだが、音楽等にもサラウンド感があって、なかなか宜しい。 惜しむらくは、日本語の字幕が付いていない事。同メーカーのブルース・リー作品には、全部付いていたのに、何故かこれだけはナシ。 特典は、この映画と、『ドラゴン危機一発』『死亡遊戯』『ブルース・リーの生と死』の予告編。 |
ブルース・リー死亡遊戯 Game of Death |
Hong Kong Legends
(英国) |
2.35:1(SQ)
5.1chサラウンド(英語) 99分59秒 字幕:なし チャプター・インデックス リージョン2(PAL) |
クォリティの良さで評判を呼んでいるイギリスの“Hong
Kong Legendsシリーズ”の一編。一見普通のロバート・クローズ版『死亡遊戯』で、実際本編は、アメリカ版と同じ国際版なのだが、凄いのは特典の方。
2枚組仕様になっていて、まず本編はデジタル・リマスターたれたスクイーズ版で画質は最高。音質も、5.1chになっていて、これまた最高。香港盤の安易な5.1chとは一線を画している。 そして、香港版にしか存在しないシーンを特典映像に収録。例の逮捕バージョンのエンディングも観る事ができる。予告編も収録。 2枚目は、特典満載の特別仕様ディスクになっていて、ダニー・イノサントやターキー木村のインタビューを始め、イノサントのジー・クン・ドー教室や、『ブルース・リーの神話』の“死亡遊戯未使用テイク”だけをまとめたフッテージ集、「ブルース・リーの遺産」と題された40分のドキュメンタリーに、出演予定だったジョージ・レイゼンビーのインタビュー、そして注目すべきは、日本版『ブルース・リーIN G.O.D.死亡的遊戯』のクライマックス40分が丸々収録されている事。 つまり、これ1枚(2枚組だが)あれば、クローズ版『死亡遊戯』も、日本版『死亡的遊戯』もアメリカ版“A Warrior's Journey”も必要ないという事になる、真の意味での究極のDVD。『死亡遊戯』ファンのみならず、ブルース・リー・ファンは必見・必須のアイテムである事は間違いない。 ※日本未発売盤 |
Return of the Chinese Boxer |
Crash Cinema | 2.35:1(LB)
2chステレオ(英語) 98分10秒 字幕:なし チャプター・インデックス リージョンALL |
ジミー・ウォング先生の新作か、と思いきや、1975年製作の旧作だったりする映画。
タイトルを見ても分かるように、日本では、74年のドラゴン・ブームの年のドサグサで公開された『吼えろドラゴン!起てジャガー!』の続編である。 主人公が同じかどうかは分からないが、前作の正統派クンフー映画に比べて、かなりブっ飛んだ内容になっているのは、この前後に『片腕カンフー対空とぶギロチン』があったせいか…? 出来・不出来はともかく、ジミー・テイストを存分に味わえる作品である事には間違いない。 画質は、良好。音質も、何故かステレオになっていて、結構効果が出ている。が、特典は何もないのは、このメーカーの特長か…? 因みに、ジャケットのジミーさんは、『片腕ドラゴン』のジミーさんである。まだ日本で『片腕ドラゴン』がリリースされる前に出たDVDなので、それと間違って購入した一部ジミー・ウォング・マニアが、日本で2〜3人はいたと推定出来よう。 ※日本未発売盤 |
新死亡遊戯 七人のカンフー Goodbye Bruce Lee :His Last Game of Death |
Arrow Films(英国) | 2.35:1(SQ)
モノラル(英語) 79分20秒 字幕:なし チャプター・インデックス リージョン2(PAL) |
ソックリーさんによるバッタもんブルース・リー映画の1本。『死亡遊戯』完成前に即興で作られた“死亡お遊戯もの”の1本。主演はブルース・リィ(発音はライ)さんで、元祖ソックリーさん俳優。
『死亡遊戯』どこらか『死亡的遊戯』まで出来てしまった今観ると、妙に笑えて、何となくサイテー映画的な面白さが漂っているのがミソ。自宅で黄色いトラックスーツに着替える主人公が、何となくマヌケ。カンディの歌う主題歌「キング・オプ・カンフー」はカッコ良いんだけどね。 画質は良好。香港の泰成ビデオからもDVDが出ているが、アチラはスタンダード・トリミング版なので、コチラの方がずっと優れている。音質も、まぁまぁ。ストーリーがイマイチ分かりにくいので、出来れば英語字幕だけでも欲しかったところ。 特典は予告編のみ。本編も予告編も、本物のブルース・リーの映像が、さりげなく使われている。 ※日本未発売盤 |
Legend of Bruce Lee Chinese Chieh Chuan Kung Fu |
Tai Seng Video | 1.33:1
83分51秒 モノラル(英語) 字幕:なし チャプター・インデックス リージョンALL
|
タイトルは一応“ブルース・リーの伝説”となっているが、それはジャケットに記されているだけで、実際は“チャイニーズ・チー・チャン・カンフー”という、劇中に出てくる拳法の名称である。
で、主演はブルース・リーのソックリさんブルース・リィさん。またまたの登場です。 内容は、チープな“ブルース・リー物語”って感じで、ストーリーもかなりデタラメ。実話とはエラい違いなので、実質的には“ブルース・リィ詐欺物語”と呼んだ方がイイかも知れない。 画質もあまり良くない。元々はスコープ・サイズの映画がトリミングされているので、画面外にハミ出すシーン多し。どうもこのメーカー(香港からアメリカへ出張している)は、悪質なものが多いようだ。 特典に予告編有りと書かれているが、実際は、このメーカーの他の作品の宣伝だったりする。 ※日本未発売盤 |
ドラゴン怒りの鉄拳U Fist of Fury PartU
|
Imperial Entertainment(英国) | 1.85:1(ややSQ)
93分56秒 モノラル(英語) 字幕:なし チャプター・インデックス リージョン2(PAL) |
またまたソックリーさん映画。主演はまたしてもブルース・リィさん。今回は、『ドラゴン怒りの鉄拳』の続編というスタイル。という事は、『レッドドラゴン/新精武門』と同じ話かというとそうではなく、また、別の続編という事になっている。
どちらかというと、こちらの方が後日談としては面白く仕上がっている。出演者にも、前作と共通の人もいて、リィ演じる主人公も、前作で死んだブルース・リーの弟という設定も、まぁ説得力はあるし。 リィさんの演技&アクションもなかなかで、もしかすると、彼の最高傑作かも知れない。 画質は、あまり良くない。スコープ・サイズをトリミングして収録してあるが、若干スクイーズ気味になっているので、16:9モードではなく、テレビ番組を横に引き延ばすワイド・モードでちょうどビスタ・サイズになる感じ。 特典は予告編のみ。しかも、本作の予告編ではなく、ヴァン・ダムの『ブラック・イーグル』やチャック・ノリスの『トップドッグ』他1本という感じ。 ※日本未発売盤 |
ブルース・リーを探せ! Exit the Dragon Enter the Tiger
|
Imperial Entertainment(英国) |
2.35:1(SQ) 78分59秒 モノラル(英語) 字幕:なし チャプター・インデックス リージョン2(PAL) |
またまたまた登場したブルース・リィさんのバッタもん映画。取り敢えずこの作品は日本で劇場公開されていて、地方では何と『ゾンビ』と2本立だったとか…。
リィさん演じるブルース・リー(ドラゴン)が死んで、その謎の死を巡ってリィさん扮する友人(タイガー)が麻薬組織相手に戦うという、トンでも映画。何で友人もブルース・リーに似ているんだ…?という素朴な疑問はさておき、ここはブルース・リーごっこを楽しんでいるリィさんに注目すべし。 画質は、以前出ていた香港版ビデオに比べるとなかなか良い。と、言っても知れてますが…。 特典はフォト・ギャラリーのみで、パソコンで観賞の際は、画面上からオリジナル・ポスターをプリント出来る機能あり。って、誰がするかっての! ※日本未発売盤 |
Secret Ninja Roaring Tiger
|
Hollywood DVD
(英国) |
1.33:1(SQ) 79分58秒 モノラル(英語) 字幕:なし チャプター・インデックス リージョンALL(PAL) |
ナンか分からないけど買ってしまったクンフー映画。主演は、ドラゴン・リー。この人も、ブルース・リーのソックリさんの一人で、あの怪作『クローン人間ブルー・リー』でブルース1号を演じていた人。他にもソックリーさん映画に何本も出演しているみたいだが、これは、ブルース・リーとは関係ない映画。
よくある香港クンフー映画の一編で、どうって事のない内容。ビリングでは、敵役のウォン・チュン・リの方が1位で、2人を相手に戦う悪役のチュン・リの方がカッコ良いぐらい。 ドラゴン・リーには、せめてウソでもイイから「アチャー!」と声を出して欲しかった。ソックリーさんが普通の映画に出てはつまらないという好見本(?)のような映画でした。 画質はあまり良くなく、オリジナルのスコープ・サイズがトリミングされている関係上、画面も見づらい。 しかし、一番分からないのは、原題の意味。“秘密のニンジャに吼える虎”(?)。そういえばドラゴン・リーは、劇中自分の事を「ドラゴン」と呼んでいたなぁ。じゃあ、タイガーって誰?? ※日本未発売盤 |
片腕カンフー対空とぶギロチン One Armed Boxer U
|
Moon Stone(英国) |
1.85:1(ややSQ) 80分30秒 モノラル(英語) 字幕:なし チャプター・インデックス リージョンALL(PAL) |
出ました!我らがジミー・ウォング(王羽)さん主演のトンでもカンフー映画の最高傑作。おそらく、ジミーさん映画としても最高傑作だろう。
一応『片腕ドラゴン』の続編で、前作で弟子を殺された盲目のラマ僧が、“空飛ぶギロチン”を操ってジミーさんに復讐しようとする壮絶バトル戦。 相手も相手ならジミーさんもジミーさんで、敵を倒すのに容赦なしの反則攻撃の数々。「勝ちゃイイんだろう!」という声が聞こえてきそうな残虐非道ぶりに、思わず拍手! 明らかに前作以上のパワフルな個性を持ったトンでもない傑作であると思う。それと、この映画に於ける“片腕VS盲目”というコンセプトは、あの『新座頭市/破れ!唐人剣』からヒントを得たものだろう。さすがはジミーさん、転んでもタダでは起きないしたたかさである。 画質は意外に良くて、今まで出ていた北京語版ビデオに比べると、格段に進歩していると言えようか。ただ、オリジナルのスコープ・サイズでDVD化されていないのが残念。一応スタンダートだけど、若干スクイーズ気味にフォーマットされているので、16:9モードではなく、ワイド・モードで観れば、丁度イイ感じ。 一応、ノーカット版だが、PAL方式故、早回しになっている関係上、ランニング・タイムは、5分ばかり短くなっている。 |
The Dragon Lives
|
VCI Entertainment | 1.85:1(LB)
75分31秒 モノラル(英語) 字幕:なし チャプター・インデックス リージョン1 |
またまたまたブルース・リーのバッタもん映画。主演はお馴染みプルース・リィ。今回は、ブルース・リーの半生を描く“もう一つのブルース・リー物語”。っていうか、全然事実に基づいていないデタラメなエピソードばかりなので、もしかすとる、“ブルース・リィ物語”なのかも知れない。
まさしくファン怒りのバカ映画。なので、ブルース・リー・ファンは絶対に観ないように! ビスタ・サイズのワイド画面だと言いながら、よく見ると、確かに上下に黒味が入るワイド画面なのだが、やや横長になっているという“逆スクイーズ方式”になっている珍品。しかも、音声もステレオと表示されているのに、実質はモノラルという、実にいい加減な作りのDVDである。画質もそんなに良くない。 そんな訳だから、特典も、ブルース・リィのバイオグラフィ(一体誰がそんなものを見るというのか!)ぐらいで、動く映像は全くナシ。やはり、怪しいタイトルには、要注意である。 ※日本未発売盤 |
Story of the Dragon
|
Beverly Wilshire
Filmworks |
1.33:1 90分39秒 モノラル(英語) 字幕:なし チャプター・インデックス リージョンALL |
しつこいようだけど、またしてもニセ・ブルース・リーのブルース・リィさん登場の一編。
一応、本名のホー・チョン・ドーでクレジットされているけど、やってる事は今までの映画と何等変わっていない。いわゆる、ニセ・ブルース・リーによる勝手に作った“ブルース・リー物語”という映画。役名もブルースなので、確信犯としか思えない。 でも、結構面白く仕上がっているのは、クンフー映画として、本格的な格闘シーン&見せ場が多いからだろうか。ストーリーは陳腐だが、クンフー・シ−ンはなかなか見せてくれるのである。と、言っても、知れてますが…。 しかしこのDVDは、本当に詐欺的物件ですなぁ。ジャケットには本物のブルース・リーの写真しか使われておらず、しかも出演者もブルース・リー以外の名前は見当たらないという始末。これじゃあ、内容を知らない人が見れば、絶対にブルース・リー映画だと思ってしまうじゃないの。 おまけに、表ジャケットにデカい文字で“ワイド・スクリーン版”と書かれているのに、実際はスタンダード・トリミング版(メイン・クレジットのみスコープのスクイーズ収録!?)という有様で、内容以上にトホホなDVDである。 特典も何もナシで、しかもメニュー画面もないものだから、チャプターが振られているにも関わらず、どのチャプターにどういうシーンがあるか、全く分からない状態。 画質もVHSの3倍モードで3回ぐらいダビングしたような悪さだし、ホント、訴えてやる! ※日本未発売盤 |
片腕カンフー対空とぶギロチン Master of the Flying Guillotine
|
Pathfinder Home Entertainment | 2.35:1(LB)
93分04秒 モノラル(英語&広東語) 字幕:英語・スペイン語 チャプター・インデックス リージョンALL |
またまた出ました、我らがジミー先生の大傑作。今回は、初のアメリカ盤での登場。しかも、“アルティメット・バージョン”との事。その内容はいうと…
取り敢えず、先のイギリス盤との違いを列挙すると… まず、画面が完全なスコープ・サイズのワイド版になっている事。続いて、音声が、オリジナルの北京語と英語との2カ国語収録。しかも、英語とスペイン語の字幕付きという念の入ったもの。 そして、一番嬉しいのは、ランニング・タイムが93分と、今までのどのバージョンよりも長い事である。どうやら、北京語版からも落ちていたシーンを見付け出してきて、編集で繋いだらしい。よって、その追加部分のみ、英語音声が北京語音声に切り替わる(英語字幕が出てくる)のだが、取り敢えず、嬉しい配慮である事には間違いない。 ジャケ裏に“幻の12分も収録”と書かれているのは、海賊版で出回っていたビデオが、80分バージョンだったから(北京語版からもカットされていたシーンがあった…)で、これで遂に完璧なものが出来上がったという事である。 他に特典として、予告編が3種類(オリジナル版・リバイバル版2種)と、スチル・ギャラリー、そしてウェイド・メイジャーとアンディ・クラインという二人の評論家による音声解説も収録。 さすがは“アルティメット版”である! |
少林寺三十六房 Master Killer (少林三十六房)
|
Crash Cinema | 1.85:1(LB)
モノラル(英語) 114分43秒 字幕:なし チャプター・インデックス リージョンALL
|
タイトルだけは超有名な少林寺ものの大傑作。実際に観たら、本当に傑作だった。
父を殺された復讐の為、少林寺へ入門し修行をし、三十六房の武術を身に付けて戦いに挑む若者を描いたクンフー映画の代表作。 リー・リンチェイ主演の『少林寺』と同じく、リアルなクンフーが見モノで、主演のリュー・チャーフィーの爽やかな印象と相まって、なかなか面白い映画になっていた。 これだけ有名なんだから、遠くの昔に日本でもビデオになっているかと思いきや、未だにビデオもDVDも出ていないらしく、マニアが血眼になって探していたようだけど、何の事はない。アメリカではちゃんとDVDになっているじゃないか。 字幕がないけど、そんなもの関係ナシに楽しめる映画になっているから、これでも十分。ストーリーは単純だしね。 メーカーがメーカーだけに、画質・音質にはあまり期待出来ないけど、それでも一応ワイド版だし、ノーカット版だしという事で、これでも十分満足だ。特典も無いけど、文句ありませんよね。 取り敢えず、ヤフオクの違法エアチェック・ビデオを狙っている人は、この輸入DVDを是非買うべし。リージョンフリーなので、再生にも問題ないのがイイですしね。 |
空飛ぶギロチン Flying Guillotine
|
Hemdale Home Video |
1.85:1(LB) モノラル(英語) 90分13秒 字幕:なし リージョンALL
|
元祖“空飛ぶギロチン”映画。実際に要人暗殺にも使用されたという空飛ぶギロチンを使う暗殺団と、暗殺団から足抜けしていた男との宿命の対決を描いたクンフー映画で、空飛ぶギロチン同志の戦いが見所。
主演は『嵐を呼ぶドラゴン』でもちょっと有名なチェン・カンタイ。 映画はそこそこ面白いんだけど、肝心のこのDVDは最悪である。どことなく、原版はDVD-Rじゃないかと思ってしまうような最悪の画質で、これじゃあ、以前に持っていたテープの方がまだマシ。つまり、ブロックノイズが出ない分、テープの方がよく見えるという感じで、全体的に暗くて靄がかかったような画面の悪さには閉口してしまう程。 一応ビスタ・サイズのワイド版になっているけれど、元々はスコープ・サイズなので、完全なワイド版になっていない。メニュー画面もないしチャプターもないしと、とにかく品質としては最低なDVDだが、得てしてこういう映画が日本版として一番リリースされ難い映画なのが困りモノ。 ※日本未発売盤 |
アブない空飛ぶギロチン The Fatal Flying Guillotine
|
World Video & Supply | 1.33:1
モノラル(英語) 88分38秒 字幕:なし チャプター・インデックス リージョンALL
|
またまた“空飛ぶギロチン”映画。好きですネェ、僕も…。
今回は秘伝の書の守り人が、ダブル・ギロチンで登場するのが見モノ。しかも電動で刃が回転するという恐ろしいモノで、次々とフッ飛ばされる首がポンポン飛んでいくのが凄い。 扮するチェン・シンも嬉々として演じているのも不気味。対するヒーロー役はカーター・ウォンで、どのようにしてダブル・フライング・キロチンに勝つかというのがクライマックスの見せ場。 こちらも、画質はあまり良くないが、上記の作品を観た後だと、そんなに悪く見えない。ただ、オリジナルのスコープ・サイズが、スタンダードにトリミングされているのは残念。窮屈ったらありゃしない 特典映微に予告編があったんで、この映画の予告編だとさぞレアだろうなぁと思って再生してみると、何の事はない、このメーカーの他の作品の予告編だった。ナァ〜ンだ…。 ※日本未発売盤 |