輸入DVDレビュー

【コメディ&その他】

 

 

課外授業

Private Lessons(Lezioni Private)

メーカー イタリア・Perseo Video
画面サイズ 1.78:1(SQ)
音声 モノラル(イタリア語)
字幕 イタリア
ランタイム 87分12秒
リージョン 2(PAL)

ジャケット裏

キャロル・ベイカーが音楽教師に扮して、若者のプライベート・レッスンを教授する『青い体験』と並ぶ“イタリア製艶笑コメディ”或いは“思春期童貞喪失もの”の代表作。既に日本盤もリリースされていますが、ここはやはり、安くて高品質の輸入盤で。

ストーリーは単純なので、字幕の無い輸入盤でも問題無いですな。キャロル・ベイカー以外にも、友人の妹、叔父さんの奥さん等も潔く脱いでくれていて、サービス・ショットには欠かせない作品に仕上がっております。勿論、ベイカー様のヘ○○もオ○○○も、バッチリ拝めますです。

ハードコア作品ではないので、全体的な描写はソフトですが、それが却ってチラリズムと言いますか、エロさを醸し出しているようで、ベイカー嬢が自慰に耽るのを覗き見するシーンは格別ですな。あと、生徒二人から腋毛を剃られるシーンが、個人的にはグーです。勿論、有名なノーブラでピアノを弾くシーンもタマりませんなぁ。因みに、インナージャケットには、腋毛を剃られるシーンのスナップ・ショット(ベイカー様の笑顔のカット)が掲載されていて、これが結構レアだったりしますな。

特典は何もなく、文字情報で各スタッフ・キャストのプロフィールが収録されているだけですが、メニュー画面もエロティックに構成されているので、楽しいですな。

 

 

 

ヒロシマナガサキ 

White Light/Black Rain:The Destruction of Hiroshima And Nagasaki

メーカー アメリカ・HBO
画面サイズ 1.85:1(SQ)
音声 ステレオ(英語)
字幕 英語
ランタイム 85分32秒
リージョン

ジャケット裏

広島と長崎に投下された原爆に纏わるドキュメンタリー映画。今年の8月6日(広島が被爆した日)にアメリカでテレビ放映され話題になっていた作品で、原爆投下直後に撮影された記録フィルムと、被爆者となった広島や長崎の方たち、並びに、原爆投下に関わった米軍関係者らのインタビューや証言で綴った大マジメな作品。

当時の記録フィルムといい、被爆者の方たちの投下当時の証言、それにその後の苦しい生活など、生々しくしてショッキングなエピソードの連続で、もう居たたまれない気分になってくる事夥しい。これを観ていると、原爆投下が「しょうがない」とは口が裂けても言えない程ですな。特に、60年経った今でも、後遺症で苦しんでおられる被爆者の人たちには、今まで生きていてどれだけ辛かったか、尋常では考えられない苦しみと悲しみがヒシヒシと伝わってくるようで、それと交互して登場する米軍関係者の証言を見ていると、怒りさえ感じてしまいます。

元々はテレビ作品で、インタビュー映像や記録映像中心で構成されているので、画質・音質にはどうこう言えませんね。貴重なフィルムが見られるという観点のみでOKです。

特典も何もなく、淡々と本編が収録されているだけですが、日本では劇場公開されているというものの、単館系で、なかなか人の目に触れられないようなので、こうして輸入盤でも観る価値があると思われます。インタビュー等は、ほとんどが日本語音声なので、観る分にも支障はないかと。出来れば、「8月6日が何の日か知らない」今の若者たちに、観て欲しいものではあります。

※日本盤未発売

 

 

 

ドッキリ・ボーイ DVD-Pack 

Disc1■ドッキリ・ボーイ/窓拭大騒動 Confessions of a Window Cleaner

Disc2■ドッキリ・ボーイ/ブギウギ大騒動

Confessions of a Pop Performer

Disc3■教習所どッキリ・レッスン Confessions of a Driving Instructor

Disc4■ホリデー・キャンプ Confessions from a Holiday Camp

メーカー イギリス・Sony Pictures
画面サイズ @B1.85:1(SQ) AC1.66:1(SQ)
音声 モノラル(英語)※全作共通
字幕 英語・ドイツ語
ランタイム @86分29秒 A87分10秒 B86分37秒C85分15秒
リージョン 2(PAL)

ジャケット裏

70年代中盤に日本でも公開されてちょっとだけ話題を呼んだエロティック・コメディ“ドッキリ・ボーイ・シリーズ”4作をパックにしたお徳用DVD。懐かしい気分で楽しむには持って来いの代物ですな。

日本では3作目まで劇場公開され(4作目はビデオ・スルー)、エロ映画ファンに歓迎されておりましたが、その後忘れられた存在になっていましたね。主人公の“ドッキリ・ボーイ”には、ミック・ジャガー似のロビン・アスクィーズが扮していて、彼が色んな職業に就く傍ら、その場その場でエッチな誘惑(モテモテなんですな)に溺れてドジってしまうというシーンの連続で、全体的にはコメディなんですが、そのバカバカしさがイイんですな。出てくる女性の方々の脱ぎっぷりも良く、スキモノにはタマらない映画になってる訳です。

出来具合としては、やはり1作目が最高で、窓拭きに扮した主人公が、窓拭きの最中に…というシチュエーションも、シリーズ中一番納得出来ちゃいますね。ロック・グループのマネージャーに扮した2作目は、唄うシーン(主人公もドラムス担当)が多いせいもあって、エロ度は下がっておりましたが、自動車教習所の教官に扮した3作目で見事復活。やはり、個室で女性と出逢えるシチュエーションの方が萌えますな。唯一未公開の4作目は、舞台がホリデー・キャンプという事もあり、設定としてはグーなんですが、どちらかというと、ドタバタに終始してしまった感があるのが残念。

という訳で、作品によってバラつきはありますが、オッパイがいっぱい見られるのは嬉しく、それにアンダーの方も、シリーズを追う毎にバンバン見れちゃうのがこれまたイイんですなぁ。劇場公開時は、ボカされていたアレもコレもバッチリ・スッキリ見られるが精神衛生上グッドであります。

画質は最高。エッチな人には最適ですね。全編セリフの応酬ですが、ちゃんと英語字幕が付いているので安心ですね。ただし、字幕の下地が黒になっているので、ちょっと画面が見にくいですが…。あと、画面サイズが1.66と1.85、いわゆるヨーロッパ・ビスタとビスタの2種類で収録されているんですが、スクイーズ方式なので、違いは分りませんでした(笑)。両方共1.85に見えちゃうんですが…。

とにかく、当分日本でも出そうにないシリーズで、4作まとめて2千円ぐらいという超廉価版になっております(アウターケース付きのデジパック仕様のジャケで、ティスクは4枚)し、オリジナル・ポスターをデザインしたポストカード付きでもありますので、是非ともお買い上げの程をお願いしたいものではあります。

※日本盤未発売

 

 

 

牝犬ジョーン・コリンズ DVD−PACK

Disc1■ザ・スタッド The Stud

Disc2■ザ・ビッチ/牝犬 The Bitch

メーカー イギリス・Optimum Home Entertainment
画面サイズ 1.85:1(SQ)※両作共通
音声 @ステレオ(英語) Aモノラル(英語)
字幕 なし
ランタイム @91分51秒 A88分56秒
リージョン 2(PAL)

ジャケット裏

“隠れ熟女マニア”には御馴染み、“牝犬女優”と異名をとるジョーン・コリンズ主演のエロチック・ドラマをカップリング収録したお徳用盤。実の妹であるジャッキー・コリンズの小説を映画化したもので、70年代末のロンドンを舞台にディスコのオーナーであるコリンズが、若い男(スタッド=種馬)を求めて牝犬のようにエロを爆発させる色物ドラマ。多分、妹の実体験がモデルになっていると思われますが、それを実の姉が演じるというのが、スキャンダラスでイイ感じですね。

一応シリーズものになっていて、1作目の『ザ・スタッド』は、どちらかというと、ディスコに勤めて社交界への野望に燃える青年が主人公のような形。なので、青春サクセス・ストーリー風になっていますが、途中で乱交シーン等もあり、エロな見せ場も豊富です。2作目の『ザ・ビッチ』は日本未公開ですが、こちらはジョーン・コリンズのメインでストーリーが進む展開なので、彼女自身の見せ場は多くなっていて、開巻からいきなりサービス・ショット満載でイイですね。全体的に○○○や△△△もモロ見えなので、描写はソフトですが、ナンか得した気分になりますね。

画質は良好。ちゃんとスクイーズ・マスターになっているので、アレもコレも鮮明な画質で見る事が出来ます。音声は、1作目のみステレオになっていて、当時流行した懐かしいディスコ・サウンドが全編に流れるのも心地良いです。特典は各作品の予告編のみですが、数あるジョーン・コリンズの同系統の映画の中でも、この2本は露出度の点から言っても最高なので、マニアの方には是非お薦めしたい逸品ではあります。

※日本盤未発売

 

 

 

卒業試験

Julia

メーカー イギリス・Avenue Entertainment
画面サイズ 1.33:1
音声 モノラル(英語)
字幕 なし
ランタイム 80分24秒
リージョン ALL

ジャケット裏

『エマニエル夫人』で、全世界の男はおろか、女性さえも劇場に駆けつけさせたシルヴィア・クリステルの衝撃のデビュー作という触れ込みで公開された話題作。なんですが、実際は“エマニエル”に出る前にクリステルが脇役で出演していた作品を急遽公開しただけの映画で、実質的には、クリステル主演ではないんですな。

『青い体験』なんかと同様の“思春期の少年の初体験モノ”で、主人公はあくまでもその少年。クリステルは、少年の幼馴染という役で登場。少年とは、友達以上恋人未満という微妙な関係を演じながらも、何故か少年の父親とは関係を持ってしまうという大胆な役柄。まぁ、さすがはクリステルらしいですな(笑)。

脇役とはいっても、登場するなりいきなりビキニだし、そのビキニを脱がされる有名なシーンもあるし、クライマックスはテニスコートでのシーン(これも有名ですな)もあるしと、出番や見せ場はかなり多い設定なので、彼女目的で観ても十分用が足せます。実際、英語タイトルの“Julia”とは、彼女の役名だし、アチラでも、クリステル主演として売っているようで…。

画質はイマイチで、タイトル部分のみスクイーズで、他はスタンダード・トリミング版(オリジナルはビスタの模様)、予告編等の特典もなしという代物ですが、普通に観るには十分です。クリステル以外の女性によるカラミの場面も多々あって、エロチック・ドラマ作品としては、なかなか擽られる1本ではありますね。クリステル・ファン以外の“青い体験マニア”にもお薦めの作品でもあります。

※日本盤未発売

 

 

 

ベンジー DVD-Pack 

Disc1■ベンジー Benji

Disc2■ベンジーの愛 For the Love of Benji

メーカー アメリカ・Goodtimes
画面サイズ 1.33:1※両作共通
音声 ステレオ(英語)※両作共通
字幕 なし
ランタイム @85分36秒 A83分42秒
リージョン

@『ベンジー』 A『ベンジーの愛』
各ジャケット

可愛いベンジーが大活躍する動物ファミリー・ピクチャーの最高傑作『ベンジー』と、シリーズ2作目『ベンジーの愛』の2枚のDVDをパックにしたお徳用版。動物好き、特に犬好きにはタマらない映画で、その昔の劇場公開では、日米共に大ヒットしていたのも記憶に新しい…いや、古いですが、とにかくわざわざ来日までして、話題騒然でしたな。

2作共ストーリーは至極単純。1作目は、ベンジーを世話している家族の子供たちが誘拐されて、その隠れ家がたまたまベンジーが根城にしている空家だったという事で、子供たちを救う為にベンジーが活躍するというお話。ガールフレンドのティファニーちゃんが蹴られてケガで苦しんでいるのを尻目に、警察に危機を知らせる為にひたすら走るベンジーの姿に思わず涙、ですな。

2作目は、ベンジーとティファニーを連れてアテネに旅行した家族が、ひょんな事からスパイ騒動に巻き込まれるというお話で、有名になった前作の事件でベンジーを利用して、謎の暗号を運ばせようと企む国際的スパイ組織の陰謀を、ベンジーの活躍で阻止するというアクション(?)編。海外ロケされたギリシャの街並みが美しく、家族から離れたベンジーの孤独な一人旅が、これまた涙を誘う傑作になっています。

両作とも、ベンジーが歩き、そして走る映像がほとんど。でも、そこがイイんですな。余計なドラマは極力排除して、ひたすらベンジーを追ったドキュメント・タッチ(?…笑)が功を奏し、ベンジーの健気さが伝わってきております。また、ベンジー目線を忠実に捉えたカメラワークも見事ですな。

犬を撮影した事がある人は判るかと思いますが、歩いたり走ったりする犬の姿をカメラに収めるのは非情に困難なんですな。それを見事にフイルムに収めたこのシリーズは、それだけで特筆に価しますな。ベンジーも、本当に可愛いです。

DVDとしては、画質はまぁまぁ。劇場公開用に上下がマスキングされたエセ・ワイドではなくて、オリジナルどおりのスタンダード・サイズのフレームで収録されているのがイイですな。トリミングされてベンジーの全身が写らなくなる事への対処だと思われます。音声は、一応ステレオ化されていて、チャーリー・リッチやアンディ・ウィリアムスの主題歌や音楽等が、ステレオ・サラウンドで聴けるのは嬉しいですな。

特典は何もなく、予告編すら付いてませんが、ベンジーの可愛さがタップリ収録されているので、そんな事は気になりませんな。日本では、シリーズの4作目『がんばれ!がんばれ!ベンジー』のみDVD化されていて、この1作目と2作目は未発売なので、是非ともこの輸入盤を購入する事をお薦め致します。犬が大好きな人にはタマりませんよ、ホントに。日本語字幕がなくったって平気。ベンジーの姿を見ているだけで十分です。ストーリーも単純だし。

因みに、今回紹介したのは2作がパックになったBOX(アウターケース付き)ですが、各々単品でもリリースされているようなので、どちらか一方だけでもOKです。でも、ファンなら絶対に、両方欲しいですよね。

※日本盤未発売

 

 

 

青い体験

Malizia

メーカー イタリア・General Video
画面サイズ 2.35:1(SQ)
音声 モノラル(イタリア語)
字幕 イタリア語
ランタイム 93分19秒
リージョン 2(PAL)
全世界の男を虜にしたラウラ・アントネッリ魅力爆発のエロティック・コメディ。このタイトルを聞いただけで、甘酸っぱい青春の日々を思い出す男も多いでしょう、きっと。そんな思い出を鮮明に蘇らせる為に、是非ともどうぞ、1枚。

画質は最高ですよ。日本ではワーナーからビデオがリリースされていましたが、それと比べても画質の違いは雲泥の差。第一、タイトル・シーン以外、ずっとトリミングされている日本版ビデオとは違い、スクイーズ方式によるスコープ・サイズの大画面で、アントネッリの魅力がハッキリ・クッキリ活写されているんですもの。

誰もが思い出す、あのクライマックスの稲妻シーン。暗闇の中で、懐中電灯の明かりで灯されたラウラ・アントネッリの裸体は、日本版ビデオでは暗くてよく分かりませんでしたが、このDVDでは、1本1本鮮明画像! ラウラ嬢の○○○や○○○○が、ハッキリ・クッキリ・ニッチモ・サッチモ・ブルドック状態。(因みに日本版ビデオでは、ちゃんとボカシが入ってました…何すんねん…)アントネッリの、その部分が見たい人は、是非ともお買い上げ下さいます様、宜しくお願いいたします。

※日本盤未発売

 

 

 

コイサンマン キョンシー、アフリカへ行く

Crazy Safari

メーカー インド・Diskovery Video
画面サイズ 1.85:1(LB)
音声 モノラル(英語)
字幕 イタリア語
ランタイム 95分02秒
リージョン なし…VCD(PAL)
御存知、ニカウさん主演の“ブッシュマン・シリーズ”(コイサンマン・シリーズ)の第3作。日本では、これだけが未公開になっている作品で、そういう意味では貴重な映画。

今回は香港との合作になっていて、当時の香港映画の売れっ子(?)キョンシーと共演したテンコモリ作品で、クライマックスでニカウさんが突如ブルース・リーに変身して戦うシーンが話題を呼んだ、キワモノ作品。その部分だけでも一見の価値有り!

日本では未公開の上、これだけがビデオにもなっておらず、数年前、版権の怪しい香港映画を大量にリリースしていたスパイクからリリース情報がアナウンスされた直後、スパイク自体が消滅してしまった曰く付きの映画。そのお陰で、人気の『片腕ドラゴン』とかも廃盤になってしまった訳ですが、出来る事なら、これをリリースしてから亡くなって欲しかった…とファンを嘆かせたのは記憶に新しい所。

で、そんな時には輸入盤です。といっても、これはDVDじゃなく、VCDなんですが…。でもまぁ、普通のDVDプレーヤーでも再生出来るので、あまり変わらないような気がしますが…。

ま、元のマスターが良くないせいで、画質・音質共、お世辞にも良いとは言えませんが、それを気にしなければ十分鑑賞に価します。容量の問題で、2枚組になってしまっているのは致し方ありませんが、まぁ、貴重な映画が観れたという感激だけでお腹イッパイですな。

当然ながら、特典なんて、何もありません。

※日本盤未発売

 

 

 

アメリカン・バイオレンス

Killing of America

メーカー オーストラリア・Big Sky Video
画面サイズ 1.33:1
音声 モノラル(英語)
字幕 なし
ランタイム 91分17秒
リージョン 4(PAL)
『太陽を盗んだ男』の山本又一朗プロデューサーが世界を又にかけたショッキング・ドキュメンタリーの快作。全編リアルなバイオレンス・シーンの連続で、劇場公開時に日本でもヒットした作品。懐かしいですな。

日本では以前、ポニーからビデオが出ていましたが、それっきりでLDもDVDも未リリース。それが海を遥か越えたオーストラリアでDVDになっておりました。

元々、有りモノのフィルムを使って構成されている関係上、画質自体は良くないですが、貴重な映像が観られるという点で、歴史的な価値はありますな。

因みに、ランタイムが日本公開版(ポニーのビデオ版も同じ)より20分ばかり短いので、ビデオと比べてみた結果、途中の、死のボクシング・シーンや、KKK団のエピソードが抜け落ちておりました。ジャケットには“UNCUT”と書かれてあるんですが…。DVD版がカットされているというより、アメリカ公開版の時点でカットされていたようですな。やっぱり、KKKは拙かったのか…。

※日本盤未発売

 

 

 

ブレージングサドル 30周年記念盤

Blazing Saddles

メーカー アメリカ・Warner Home Video
画面サイズ 2.35:1(SQ)
音声 5.1chサラウンド(英語)/モノラル(スペイン語)
字幕 英語・仏語・スペイン語
ランタイム 92分46秒
リージョン
メル・ブルックス監督の最高傑作であると同時に、コメディ映画史上、5本の指に入る名作がコレです。僕も、ブルックス作品では、これが一番好きですね。

で、以前もDVDで出ていたのですが、今回は、製作30周年記念特別盤という事で、また新装リリースされた訳です。

以前のバージョン(日本盤も出てます)との違いは、まず画質がデシタル・リマスターされて、超高画質になっている事。もうピカピカです。そして音声は、しっかり5.1chサラウンド化されている事。鞭と共に唸るフランキー・レインの歌声が、爆裂しています!

そして、特典映像として、2種類のドキュメンタリー(内一つはマデリーン・カーンに関するもの…は〜と!)、「ブラック・バート」と題されたテレビ用に作られたスピンオフ作品のパイロット版、完成版から削除されたシーン集、予告編…と、もう盛り沢山ですな。加えてメル・ブルックス監督自身による音声解説もオモシロオカシク、とにかく笑いたい人にはもってこいの作品です。

アメリカでは以前、通常盤の他に、色々封入特典が付けられたボックス版(『燃えよドラゴン』や『エクソシスト』と同様)もリリースされていた事があるぐらい、アチラでは人気の作品なんですが、日本では今回の仕様でリリースされる事は絶対にない(?)と思いますので、一家に一枚、是非、今の内にお買い求め下さい。

※日本盤未発売

 

 

 

ジャッカス VOL.2

Jackass VOL.2

メーカー アメリカ・Paramount Home Video
画面サイズ 1.33:1
音声 ドルビー・サラウンド(英語)
字幕 なし
ランタイム 77分45秒
リージョン
映画にもなったアメリカで大人気のテレビ番組「Jackas」の面白い部分を編集した企画モノ。

ノリは映画版と全く同じで、っていうか、コッチが元ネタというかオリジナルなんですが、まぁ、とにかく一見バカバカしい事を真剣にやってくれています。テレビ版なのに、下ネタ系も多く、誰が一番早く発射出来るかという“発射コンテスト”シーンが、笑って良いのかどうか、悩みました…。取り合えず、映画版を観て、コイツらのファンになった人には、お薦めの一編です。

テレビの再編集版だけに、特典等はありませんが、日本ではテレビ放映は絶対されないので、これは貴重と呼べるでしょう。

 

 

 

ジャッカス VOL.3

Jackass VOL.3

メーカー アメリカ・Paramount Home Video
画面サイズ 1.33:1
音声 ドルビー・サラウンド(英語)
字幕 なし
ランタイム 76分39秒
リージョン
続いて第3弾です。第2弾とパックになってリリースされているので、取り敢えずこのパック版をお薦めします。因みに第1弾は品切れとの事。おそらく、かなりヤバい映像が収録されていると思われます…。

今回の見所は、ゲロネタ。特に、ゲロでオムレツを作るシーンには引いてしまいます…。それでも観たいという勇気ある方にお薦めです。

特典はありませんが、テレビ版だけに画質は良いです。映画版を観てさらに「VOL.2」を観た方は、必然的にこれも買わなくてはならないでしょう。

 

 

 

ジャッカス・ザ・ムービー

Jackass the Movie

メーカー アメリカ・Paramount Home Video
画面サイズ 1.85:1(SQ)
音声 5.1chサラウンド(英語)/ドルビー・サラウンド(英語)
字幕 英語
ランタイム 84分25秒
リージョン
アメリカのテレビで大好評のハチャメチャ番組「Jackass」の映画版。MTV製作という点がミソで、音楽的センスにも溢れているという辺りも人気の秘密かも。

全体的には、ドッキリ・カメラ+モンティ・パイソン風スケッチ・コメディなんですが、中には、危険なスタントも数々(それも超おバカなモノばかり!)あって、観ていて面白いのナンのって。これ、スタントマンの集まりだから出来る芸当で、これを観てマネする人は、相当勇気がある人か、それともアホか…。

このDVDは、特別盤仕様で、メイキング・ドキュメンタリーは勿論、27分の未公開フッテージやNGシーンも収録されていて、笑いがさらに増幅する仕掛けになっている。キャストの一人、ジョニー・ノックスヴィルを始め、他の連中の音声解説も爆笑モンで、撮影に関する色んな裏エピソードが聴けますゾ。

他に、ミュージック・ビデオが2種類、予告編、フォト・ギャラリー、ポスター・ギャラリー等と、とにかく“特別盤”に相応しい仕様で、日本では未公開のこの作品、日本語字幕スーパーなんかなくたって、十分に楽しめるから、みんな、買っちまいナぁ〜!

 

 

 

ピンク・パンサー2

The Return of the Pink Panther

メーカー アメリカ・Artisan Home Entertainment
画面サイズ 2.35:1(LB)
音声 モノラル(英語)
字幕 なし
ランタイム 112分21秒
リージョン
御存知ピーター・セラーズがクルーゾー警部に扮した“ピンク・パンサー・シリーズ”の第2弾で、“クルーゾー警部シリーズ”では第3弾で、番外編も含めると通算第4弾になる作品(ややこしいですなぁ…)。

日本では今年の夏に“ピンク・パンサー・コレクション”と題して、シリーズ5本と特典ディスクが付いたDVD−BOXがリリースされるようなのですが、この「2」だけは未収納(権利の問題とか…)というので、それでは…という事で入手した作品。(※2006年春に新BOXで『2』も収録されて発売)まぁシリーズの中でも、出来はイマイチ芳しくないのですが、やはり、好きなシリーズなので、つい…。

このメーカーのDVDは今回が初めてで、他の作品はどうか分かりませんが、この作品に限って言えば、ハッキリ言って画質は超悪いです。フィルムの状態が悪いとか、ピントが甘いとか、そういう問題ではなくて、基本的に解像度が良くないです。ナンか、2〜3回コピーしたビデオをマスターにしているような、そんな解像度の悪さで、メジャー系の作品なのに、この状態は…? と、クビを傾げたくなるような悪さです。

一応、ジャケットには“デジタリー・マスタード”と書かれてあるんですが…。他に、画面サイズが“1.85”と記載されていて、一瞬不安になるも、実際はオリジナル通りの2.35のスコープ・サイズで安心したのですが、この記載ミスも含めて、ナンかいい加減なDVDですなぁ。

特典も予告編のみで、おサムい仕様なんですが、まぁ、値段が安いので、しょうがないでしょうか…。

 

 

 

ミシマ

Mishima:A Life In Four Chapters

メーカー アメリカ・Warner Home Video
画面サイズ 1.85:1(SQ)
音声 ドルビー・サラウンド(英語&日本語)/モノラル(仏語)
字幕 英語・仏語・日本語
ランタイム 118分53秒
リージョン
日本では色んな問題があって上映、及びビデオ・リリースが出来ない問題作。三島由紀夫の半生を、彼の小説のミニ・ドラマと、70年11月に起きた事件とを同時進行させながら描いた力作。

緒形拳・沢田研二・永島敏行・烏丸せつ子など、登場人物は全て日本人俳優。当然セリフも、オリジナルは日本語になっている。レアなファンには、烏丸せつ子のヘアーヌードがチラリと見えるのが、お楽しみ。

画質・音質共に最高。5.1じゃないのが残念だが、まぁ、古い作品なのでという事で…。特典は、ポール・シュレイダー監督の音声解説と、撮影風景のドキュメンタリー、削除シーンなど、結構豊富。

※日本未発売盤

 

 

 

風の輝く朝に

等待黎明(Hong Kong1941)

メーカー 香港Universal Laser & Video
画面サイズ 1.85:1(LB)
音声 5.1chサラウンド(広東語&北京語)
字幕

広東語・英語・北京語・日本語・インドネシア語・マレーシア語・タイ語・韓国語・ベトナム語

ランタイム 100分15秒
リージョン ALL
80年代に香港映画史上最高の名作と謳われていた作品。男二人と女二人の微妙な関係という点からも、雰囲気はフランス映画『冒険者たち』みたいな感じで、ラストは泣かせます。

英題にあるように、太平洋戦争幕開けの時代の香港が舞台だから、日本側が悪人として登場。アクション映画じゃないのに、ラストはチョウ・ユンファの怒りが爆発するという作品。

画質・音質は普通ぐらい。ポニーから出ていた日本盤は、当初モノラル音声でリリースされていたが、その後メーカーが変わって再発された際に、この香港盤と同一マスターになった為、5.1chになった。

特典は、本作の予告編と、『友は風の彼方に』と『過ぎゆく時の中で』のユンファ映画の予告編。

 

 

 

少林サッカー

少林足球(Shaolin Soccer)

メーカー 香港・Universal Laser & Video
画面サイズ 1.85:1(SQ)
音声 5.1chサラウンド(広東語&北京語)/DTS(広東語)/ステレオ(広東語)
字幕

広東語・英語・北京語

ランタイム 101分57秒
リージョン ALL
話題の大ヒット香港映画。内容に関しては、無問題ですなぁ。日本盤も先頃リリースされたばかりだけど、この香港盤との違いを少々。

この香港盤は、香港公開版と国際版とが隠しコマンドによって切り替えが出来るシステムになっていて、純粋に香港公開版を再生した場合、例の作曲家志望の青年の登場とその後のダンス・シーン、及び、整形したムイをみんながからかうシーン、そしてエンド・クレジット前のNG集がカットされたバージョンになっている。(他に、エンディングに流れる主題歌も、香港版と国際版とでは違っている)

で、日本公開版は、そのNG集がカットされていた“日本独自版=109分23秒”だった事が判明。そのNG集は、日本盤DVDに特典映像として収録されているが、本編で観たいか、特典として観たいかは、個人の好みによるかと思う。

あと、この香港盤には、日本盤には収録されていなかったCGによるSFXのメイキング映像集も収録されていて、それだけでもこの香港盤を持っている価値があると言える。しかし、何故、日本盤に収録されなかったのかは不明。

それと、これは個人的な好みになるけど、ジャケット・デザインは、絶対にこの香港盤の方が良いと思う。

 

 

 

喜劇王

喜劇之王(King of Comedy)

メーカー 香港・Universal Laser & Video
画面サイズ 1.85:1(LB)
音声 5.1chサラウンド(広東語&北京語)
字幕

広東語・英語・北京語・日本語・マレーシア語・タイ語・韓国語・ベトナム語

ランタイム 89分10秒
リージョン ALL
『少林サッカー』のチャウ・シンチー主演作。『少林サッカー』は、少林寺拳法を世に広める為に布教活動していた主人公だったが、ここでは役者哲学を守り続けるエキストラ役者という設定で、どちらもブルース・リー精神に溢れている所など、似通っている部分多し。というより、それがシンチーのテイストなんだろうと思われ、自分もそうなものだから、共感大いに出来ちゃいます。

笑いあり、サスペンスあり、お遊び(ジャッキー・チェンがゲスト出演している!)あり、そして恋愛ドラマありと、盛り沢山な内容で、とにかくこれも傑作です。

特典は、予告編・NG集、プレミア試写会風景、各出演者のインタビュー、バイオグラフィなど、なかなかに豊富なのが良い。日本盤もリリースされていたが、果たして、ここまで特典が満載されていたかは不明。

画質もなかなかに良く、5.1chのサラウンド感は、特にジョン・ウー風のアクション・シーンで効果がある。

 

 

 

ヤコペッティの大残酷

Mondo Candido

メーカー イタリアLuminalis(ブートレグ盤)
画面サイズ 1.33:1
音声 モノラル(イタリア語)
字幕

英語

ランタイム 106分06秒
リージョン ALL(DVD−R)
『世界残酷物語』や『さらばアフリカ』等、残酷ドキュメンタリー映画(モンド映画)の巨匠グァルティエロ・ヤコペッティ監督唯一の非ドキュメンタリー映画。これを最後に映画界から退いたので、結局は、生涯で唯一の劇映画という事になる貴重な作品。

しかしまぁ、本人は、同じイタリアのフェリーニやパゾリーニなど名匠の監督たちを意識している為か、妙にアート・フィルムっぽい作風になっているのだが、お馴染みのエロと残酷のバランスは程良くブレンドされていて、艶笑SFコメディとしても楽しめる映画になっている。

世界でも初めてのDVDリリースだが、実は自主レーベルから出たブートレグ盤というのが実体。なので、DVD−R仕様になっているかなり怪しい(?)代物。でも、今の所これでしか観れないので、貴重な1枚である事には変わりない。

従って、画質はあまり良くなく、画面サイズも、スタンダードにトリミングされたもの(オリジナルはスコープか…?)になっているのが難。勿論、特典なんてものも全くなく、本編だけの収録だが、まぁ、あくまでもブートレグ盤という事なので…。

しかし、オリジナルの原版そのものから作られているので、○○○や○○○○等、本来モザイクで映像処理されるべき部分がモロに映っているのは、嬉しい所でありますなぁ(笑)。

※日本未発売盤

 

 

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