これでイイのか!? DVD!

第4回

『M:I−2』

 

今更別に、何の説明も要らないこの作品、昨年の劇場での大ヒット作で、ビデオやDVDになっても、ヒットしているという人気作品ですネ。まぁ、これを面白いと言う人もいれば、つまらないという人もいて、人の意見は様々なのですが、今回は、この映画の内容については関係ありません。

因みに僕は、面白くなかった意見の方なのですが、にも関わらず、こうしてDVDを買ってしまったのは、ナンて言うか、別に深い意味はなく、単に、「もう一度観れば、ひょっとして面白いんじゃないか?」ナンて思ったからで、収録してある特典映像も気になったし、取り敢えずこうして買ってみた訳ですが…、ウ〜ン…、やっぱりつまらなかったです。

でも、その事は今回関係ありません。そしてまた、DVDというメディア・ソフトとしての価値も、音声解説やメイキング映像、それにインタビューやパロディ・ドラマ等、、特典に関しても何等文句の付けようのない作品に仕上がっていて、作品の出来に関係なくして、これはこれで問題ありません。巷で言われていた、裏音声に、「オレってカッコいい!」「オレって最高!」「オレってグレート!」「オレって、ハンサム!」「オレって素晴らしい!」…等の、トム・クルーズの独り言が収録されているというのも、単なるデマだったようで、それが本当だったら、違う意味で面白かったのですが、まぁ、イイでしょう。

 

では一体、何が問題なのかというと、ハッキリ言います。“DVD『M:I−2』を買ってもう一枚キャンペーン”に対しての文句です。確か、このDVDがリリースされた4月20日〜5月6日の間にこのDVDを買い、中に封入されてあるハガキで応募すると、漏れなく他のトム・クルーズ作品のDVDが1枚貰える、というキャンペーンだった筈で、別にトム・クルーズのファンでもないのに、まぁ、1枚タダで貰えるならイイか、という安易な考えで、わざわざ僕は、その期間中(正確に云うと、初日!)にこのDVDを買って、ハガキと送料分の切手(400円)を送って、『トップガン』のDVDを貰ったのでした。

 

この3枚の内から1枚貰える、というキャンペーン。勿論、全てトムの映画

 

恐らく、僕と同じ行動パターンを取った人は沢山いたと見え、そして、どうせ『トップガン』なんてつまんないやと、思ったのかどうか、最近行った中古DVD店では、何故かキャンペーンで貰ったとおぼしき『トップガン』や『デイズ・オブ・サンダー』の中古DVDが店頭にズラっと並んでいるのを見付けたりして、やっぱりみんな、貰った途端に売っちゃっているんだと、妙に納得したものではありました。

しかし、しかし、何と今現在、DVDショップへ行くと、“DVD『M:I−2』を買ってもう1枚ビッグヒット・キャンペーン”というのが行われていて、このDVDを買うと、また1枚、違うDVDが貰えるらしい事が判明。そのラインナップというのが、下の6作品で、何と、前回の時に比べて作品数は増えているワ、トム・クルーズ以外の作品もあるワと、何か、今回の方が僕は魅力を感じてしまったのでありました。エ? これってどういう訳?

 

『ザ・ファーム/法律事務所』 『ブラック・レイン』 『トゥルーマン・ショー』
『レッド・オクトーバーを追え!』 『パトリオット・ゲーム』 『今そこにある危機』

 

以上の6作品の中から選べるのが2回目のキャンペーン。どっちがイイかって、やっぱり…

 

今回は、『M:I−2』のDVDがヒットした事を記念してのキャンペーンだという事らしいですが、我々にはそんな事は関係ありません。もし、最初からこれら9枚(9作品)の中から選べたら、僕は『トップガン』なんか選ばずに、『ブラック・レイン』辺りを選んだに違いない訳で、そう思うと、何か勿体ない気がしたように思えてなりません。それに、2回目がある事が、最初から判っていれば、慌てて買わずに済んだ訳で、今回の期間が6月22日〜8月31日までという事なので、夏の間にジックリと吟味して、どれにするか選べたのにナ〜と、そういう事も思ったりして、実に悔しくてなりません。

何故、このような事になってしまったのか、よく分からないのですが、もしかして、前回で例の3作品は在庫が無くなってしまったので、やむなく別作品に切り替えたという事も考えられるのですが、それにしても、最初に無理矢理、好きでもないもの、観たくない作品を貰ってしまったユーザーは、何とも理不尽に思ってしまう事でしょう。この事が大いに気掛かりだったので、今回、ここに取り上げさせて貰った訳でして、本来なら、『M:I−2』のDVDがダメなのじゃなく、販売元のCIC・ビクターがダメって事になるんでしょうけど…。

しかし、ああでもしない限り、在庫品を処分できなかった(推測ですが…)というのは、何とも情けない話で、今回のキャンペーン賞品の対象になっている6作品は、やはり、予告編ぐらいしか特典映像が収録されていないものばかりで、これらももしかすると後々に、“特別版”と銘打って、再リリースされるのかも知れませんネ〜。

っていうか、CIC・ビクターのDVDは、全体的に特典が無さ過ぎるゾ! 全リリース作品の半分にも満たないじゃないか! 期間限定生産と言われた『地獄の黙示録』も、近く特典映像満載でリリースされる(アメリカの話ですが…)予定だし、ユーザーをナメ切っているとしか思えませんネ〜。反省の必要、大いに有りだ。取り敢えず、僕が貰った『トップガン』を『ブラック・レイン』に取り替えるという事で、許してやってもイイのだが…。どうでしょうか、CICさん!

                    

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