悪魔の沼

Eaten Alive

メーカー アメリカ・Dark Sky Films
画面サイズ 1.85:1(SQ)
音声 モノラル(英語&スペイン語&フランス語)
字幕 英語
ランタイム 90分49秒
リージョン

ジャケット裏

この夏でしたか、日本盤もリリースされていましたな。値段が高いのでスルーしましたが、そんな時は輸入盤です。約3分の1の値段で買えちゃいますから。

トビー・フーパーが『悪魔のいけにえ』に続いて撮ったホラー作品で、日本では77年の正月映画として公開された話題作…になるところだったのが、結局ヒットせずに終わっちゃいましたな。やはり、『悪魔のいけにえ』の衝撃が大きかったようですが、この映画はこの映画で、なかなか面白く仕上がっていると思われます。“いけにえテイスト”は持続したまま、さらにパワーアップしているという感じで、意外にもオールスター・キャストなのも嬉しいですな。ただ、途中でパワーダウンしているシーンがあるのと、前作にあったしつこさが半減しているのが、あまり受けなかった理由かと思われますが、ワタシは好きですこの映画。

画質は、あまり良いとは言えませんな。リマスターされているんですが、元のフィルムがわざと画質を荒らして撮ってあるので、それを忠実に再現するDVDでは、余計荒く見えるんですな。もっとも、この映画の雰囲気には、この“荒さ”がピッタリとも思えるんですが、フィルム傷なんかも忠実に再現(?)されていて、これぞグラインドハウス映画って感じなのが、レトロでイイですな。

で、凄いのが特典なんですな。日本盤と共通の特典もあるんですが、なにせコチラは2枚組(日本盤は1枚もの)、ボリュームが違いますな。トビー・フーパー監督のインタビュー「ワニのクリエイター」、ロバート・イングランドのインタビュー「オレがバックだ」、元ネタとなった殺人鬼ジョー・ボールの伝説のドキュメンタリー、「マリリン・バーンズとの5分間」、予告編集、テレビ&ラジオ・スポット集、ビハインド・ザ・シーンのスライド集、スチル・ギャラリー、別タイトルによるクレジット集、コメント・カード集、さらにプロデューサーのマーディ・ラスタムロベルタ・コリンズ、ウィリアム・フィンレイ、カイル・リチャード、メーキャッピストのクレイグ・リアドンたちによる音声解説という盛り沢山なものでとにかくお腹がイッパイですな。特に、予告編集は、別タイトルによる予告編がバージョン毎に収録されてあるのと、あと、貴重な日本版予告編も日本ヘラルドの配給マークのままソックリ収録されてあるのが感動的です。納谷悟朗氏のナレーションもそのままなのがイイですね。しかも、予告編に続いて、日本公開版本編のオープニングもそのまま入っている(日本語字幕付で!)のにもビックリで、嬉しいものですな。これらの特典の内、マリリン・バーンズのインタビューやスライド集は、日本盤にも未収録なので、これまた嬉しい事この上ないですな。

 

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