ジョン・カーペンター監督の『ハロウィン』に続くヒット作。霧の中の幽霊が人々を殺しに来るという、ちょっとファンタスティックなホラー映画で、幽霊談としては面白く仕上がっている。特にDJ役のエイドリン・バーボーが、イイ味を出しているのが見所。他にもカーペンター映画の常連ジェイミー・リー・カーティスやその実母ジャネット・リー、ハル・ホルブルック、ジョン・ハウスマンなど、キャスティングも豪華。
同時期に東北新社から日本盤も出たが、音声がモノラルの上、PALマスターなので早回し版で画質もイマイチ、それに特典が予告編だけという、最悪の日本盤に比べ、コチラは、5.1chの音声といい、画質の良さといい、そして何と言っても、豪華な特典がかなりの差を付けている。
公開当時とDVD発売時の2種類のドキュメンタリーの他、宣材ギャラリー、ストーリーボード集、アウトテイク集、カーペンターのライナーノーツ、予告編、TVスポットなどの映像特典に加えて、カーペンターとプロデューサーのデブ・ヒルによる音声解説も収録されているという、文字通りの特別版仕様。
バカらしくて、日本版なんか買っていられないという気分になる事間違いナシ。
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