『大怪獣ガメラ』に続く大映の怪獣シリーズ第2弾。前作が、東宝の『ゴジラ』を意識し過ぎた感があり、どうしても煮え切らないモノがあったのに対し、今回は怪獣どうしの戦いを中心に、周りの人間ドラマ部分も上手く描けていて、東宝映画には無いダークでアダルティなテイストが功を奏した傑作に仕上がってますな。怪獣対決が緻密に描かれ、意外にもリアルさが醸し出され、特撮の弱い部分を上手く補っている感じですな。“ガメラ・シリーズ”としても、次の『ガメラ対ギャオス』と並ぶ傑作になってますな。
前作の『大怪獣ガメラ』と同時リリースされたもので、仕様もほぼ同じ。特典はパブリシティ・ギャラリーに、あと、オーガスト・ラゴーンとジェイソン・ヴァーニーの音声解説も収録。本編がちゃんと日本公開版と同じバージョンというのがイイですね。
それと、前作同様、ジャケ裏とブックレットに、ガメラの図解が描いてあり、また、12ページのブックレットには、バルゴンの図解も描かれていて、懐かしい雰囲気が爆発してますな。
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