『ガメラ対ギャオス』は、シリーズ最高傑作とも言える作品で、今観ても見劣りしませんな。とにかく怪獣同士の対決を、ここまで徹底的に描いてくれている怪獣映画もなく、子供の絡め方といい、絶妙なブレンドが素晴らしいですな。

次の『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』は、ほとんどの舞台が宇宙船内だけというのが、予算削減を想起させますが、これは確かにちょっと辛いですな。あと、わざわざガメラを悪役に変貌させたりして、それまでのライブ･フィルムを使って暴れさせているのも、同様な感じを受けますな。前作が傑作だっただけに、この差は一体どうしてしまったんでしょうか…。ま、それでも、当時の子供たちには大受けだった事も間違いなく、リアルタイムでこの映画を観た世代＝ワタシにとっては懐かしい一編でもありますな。

今までと同じメーカーからのリリースなので、仕様もほぼ同じで、画質・音質も同様で、特典はパブリシティ・ギャラリーのみ。また、ジャケ裏に、ガメラの図解が描いてあるのも今までと全く同じ仕様ですな。