スティーブン・キングに絶賛されたホラー小説界の帝王・クライヴ・バーカーが自身初の監督作品として世に放ったスプラッター・ホラーの傑作。バーカー得意のダークサイドで幻想的な世界と、グログロ描写満載のスプラッター・シーンとの融合が素晴らしく、その後、現在までシリーズが続いている長寿シリーズになっていますが、もはやギャグでしかなくなった最近の作品(一体何作あるんだ…!?)に比べ、作品的に最も面白く仕上がっているのがこの第1作ですな。 ホラーの老舗アンカーベイから初期の頃にリリースされたDVDですが、『マニアック』同様、画質は少し甘い感じ。それに音声が5.1chになっていないのが惜しいですな。この映画のサウンドは、結構サラウンド的にも迫力があるので、是非とも5.1chで収録して欲しかった…と、思っていたら、この後にリリースされた2枚組の特別版では、ちゃんと5.1chで収録されていたんですな。中古で格安で叩き売られていたのでコッチを買った(もう4〜5年前)んですが、早とちりだったようで…。トホホ…。 早とちりといえば、ジャケット裏に記載されているランタイムが“118分”となっていて、「オ〜、これは今までのバージョンより長いゾ〜!」と期待していたら、ナンの事はない。今まで同じ所で終わっちゃって、「エッ、もう終わり…!?」と不思議がっていたら、ランタイムは今までと全く同じでした。つまり、単なる記載ミス=ミス・プリントだった訳ですね。ハァ〜…。 特典は、予告編とテレビ・スポットのみですが、何故か日本版DVDが未だにリリースされていない(4作目以降は有り)という作品なので、今では輸入盤でしか観れないんですな。字幕の必要度もあまり感じられないので、ここは是非、輸入盤で楽しんで頂きたいものですな。因みに、海外では、パズルボックス型の箱にシリーズ何作かを入れたDVD−BOXもリリースされているようですので、一度、ご確認あれ。 ※日本盤未発売
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