ホラー映画

 

悪魔が最後にやって来る! ゴースト・ストーリー ハロウィンV
悪魔の赤ちゃん2 サイコ ビデオドローム
悪魔のいけにえ2 サイコ2 ピラミッド
悪魔の狂暴パニック ザ・キープ ファンタズム
悪魔の棲む家(LP盤) サスペリア ファントム・オブ・パラダイス
悪魔の棲む家(CD盤) ザ・チャイルド ファンハウス惨劇の館
悪魔のはらわた&処女の生血 ザ・フォッグ ブギーマン
悪魔のワルツ&悪を呼ぶ少年 ザ・フライ&ザ・フライU二世誕生 フューリー
イレイザーヘッド シャイニング フューリー(完全版)
インフェルノ 13日の金曜日(1〜3作) フライトナイト
エクソシスト 13日の金曜日(1〜6作) プロフェシー 恐怖の予言
エクソシスト(完全版) ショック・トリートメント ヘル・レイザー
エクソシスト2 死霊のはらわた 炎の少女チャーリー
エルム街の悪夢 スキャナーズ ポルターガイスト
エルム街の悪夢2フレディの復讐 ダンウィッチの怪 マジック(プロモ盤)
狼男アメリカン デアボリカ マジック(完全版)
オーメン・トリロジー(『オーメン』『オーメン2/ダミアン』『オーメン最後の闘争』) デビルズ・ゾーン マーティン
キャット・ピープル ドラゴンVS七人の吸血鬼 マニアック
キャリー トレマーズ ミミック
吸血鬼 ナイト・オブ・ザ・コメット リーインカーネーション
吸血鬼ブラキュラ ネクロマンティック2 ローズマリーの赤ちゃん
吸血の館 ハウリング ロッキー・ホラー・ショー
キンドレッド バスケット・ケース2&フランケンフッカー ロッキー・ホラー・ショー(オリジナル・キャスト盤)
クリスティーン(スコア盤) ハロウィン(日本盤)
クリスティーン(完全版) ハロウィン(アメリカ盤) 怪奇映画傑作集ボリス・カーロフの夕べ
クリープショー ハロウィン(20周年記念盤) ゾンビ特急地獄行き(オムニバス盤)
H・G・ルイス作品集

 

 

プロフェシー 恐怖の予言 Prophecy

CD/米・プロモ/07年
全24曲

 

ジョン・フランケンハイマー監督の社会派怪獣映画。製紙工場がタレ流した工業廃液=メチル水銀が川に流れ込んで、それを森に棲む熊が飲んで汚染されて怪物化するという他愛ないお話ですが、日本の水俣病問題も絡んでいる為、日本ではソフト化されない問題作。巷ではフランケンハイマー作品として期待が大きかっただけに駄作扱いされておりますが、トンでもない。映画は至ってB級動物パニック映画に徹しており、メチャクチャ面白いです。まさに、埋もれた傑作とも言うべき作品ですな。

で、サントラがこれ。音楽はレナード・ローゼンマンが担当。『エデンの東』とかの名作を手掛けたコンポーザーですが、こんな映画もやってたんですな。古い大御所だけに、完全に劇伴に徹した作りになっていて、これまた至ってマジメな構成。映画を観ていない人にはイマいちピンと来ないかもしれませんが、後半の盛り上がりはなかなかのド迫力であります。

かなり短い曲までも収録されている辺り、シネテープから編集されたと思われる怪しい“プロモ盤”仕様ですが、ビデオやDVD同様、日本では絶対に出ないサントラなので、見付けた時は迷わずゲットするように。

 

 

 

 

マニアック Maniac

CD/蘭・South East/97年
全16曲

 

ジョー・スピネル初主演のスプラッター・ホラーの怪作。完全なB級の作りの割には、当時のホラー映画としては画期的なドルビー・ステレオ音声を採用したりして、音の迫力には結構力を入れている訳ですが、同様に音楽も、意外に力が入ったものになっています。

悲しみを帯びたスコアを作曲したのは、ジェイ・チャッタウェイ『地獄のコマンド』等のアクションものから一転、スプラッター・ホラーを担当する事になった訳ですが、これが結構イイんですね。適度にシンセを絡ませたサウンドが、主人公のマニアックな性格を表現していて、聴いている者をマニアック・ワールドに引き入れてくれています。

公開当時からちゃんとサントラ盤(アナログLP)がリリースされていたというのは立派で、それをCD化したものがこれですが、ジョー・スピネリのセリフやスプラッター・シーンの効果音なんかも収録されていて、なかなか聴かせる1枚になっております。

また、エンハンスド仕様CDになっていて、CD-EXTRAとして、残虐シーン満載のスチル・ギャラリーが楽しめる趣向になっているのも、マニアックでイイですなあ。

 

 

 

 

ザ・キープ The Keep

CD/米・P&P/06年
全15曲

 

スタイリッシュな演出で定評のある『ヒート』のマイケル・マン監督の数少ないホラー映画の1本。ナチスが占領している城塞を舞台に、謎の魔物と軍隊との戦いを描いた、これもスタイリッシュな映画でしたな。

音楽は、タンジェリン・ドリーム。フリードキン版『恐怖の報酬』で映画音楽に手を染めて以来、SF、ホラー、・アクション等、様々なジャンルを手懸けていましたが、これという決定打に欠けていたのも事実で、結局は90年以降、映画音楽から手を引いたみたいですな。プログレ特有の同一フレーズの繰り返しというパターンが多い訳ですが、それが効果的になっている作品もあれば、そうでない作品もあったりした訳ですな。

ここでも、冒頭からドラム・オンリーの連打で始まっており、他の曲も、シンセを中心にした効果音的スコアばかり、なんでが、それがこの映画にはピッタリなんですな。不気味なムードがよく出ているというか、謎めいた部分が多い映画だけに、この映画のタンジェリン・ドリームの起用は正解でしたな。

ボーナス・トラックとして、テーマ曲のリミックス版を収録した特別仕様盤ですが、残念ながら一般リリースはされなかったプロモ盤オンリー。音もあまりよくないんで、出来ればリマスターして正式リリースをお願いしたいところ。

 

 

ロッキー・ホラー・ショー The Rocky Horror Picture Show

CD/日・テイチク/97年
全16曲

 

『ファントム・オブ・パラダイス』と並んで70年代カルト映画の2大巨頭と崇められているロック・ミュージカル映画。ジャンル的に迷ったんですが、一応、タイトルに“ホラー”が付いているのと、主題歌の「SF映画2本立」に敬意を表して「ホラー部門」に。

公開当時からアナログ盤で磨り減る程何度も聴いた曲たちが、CDとして蘇る事は何とも有難い事ですが、ブックレットに掲載されている英詞、並びに翻訳詞に、間違い箇所があるのは如何なものでしょうか。それもオープニングの「SF映画2本立」の初っ端ってんですから、困ったものです。

本来は“I Know Michael Rennie was ill”(マイケル・レニーは具合が悪かった)となるべき所(実際にそう唄っている)が、英語詞は“I Know Michael Winner was ill”で、翻訳詞も「マイケル・ウィナーは具合が悪かった」となっており、こりゃまった〜ド〜じゃろかい! マイケル・ウィナーって誰じゃい。マイケル・ウィナーって、チャールズ・ブロンソンとよくコンビを組んでいた監督ではないかいの! それがまたナンでこんな所に出てくるんじゃい! 

大体ですね。歌詞の中にも出てくる『地球の静止する日』に主演したマイケル・レニーだからこそ成立する歌であり、それが英語に間違いがあったとは言え、翻訳の方もご丁寧にマイケル・ウィナーとなってしまっているのは、これは訳した人、並びに、このCDを発売しているメーカーに、この映画や往年のSF映画に対してのマインドが足らなかったと云うべきですな。アンタラ、どんな仕事しとんねん!

他にも同曲の中盤、“Anne Francis”の所が“And Francis”になってたり、メチャクチャ気分悪いですな。好きな映画、好きな曲だからこそ、余計に汚されたって感じがしてしまいますな。映画もサントラも最高なのに、こんな事でブチ壊しになってしまうのは、ナンともイヤなもんですな。何度も言いますが、映画も音楽もサントラも、みんな最高です。

 

 

 

悪魔の赤ちゃん2 It's Alive 2

LP/米・STARLOG/78年
全12曲

CD/英・SILVER/90年
全12曲
“悪魔赤ちゃんシリーズ”をライフワークとしているラリー・コーエン監督の代表作、そのシリーズ第2作『悪魔の赤ちゃん2』のサントラ。といっても、実質的には、1作目と音楽を共用しているので、『悪魔の赤ちゃん』のサントラといっても通用する作りになっておりますデス。(『荒野の七人』のサントラと同じパターンですな)

音楽はヒッチコック映画でお馴染みのバーナード・ハーマンで、確かこれが遺作であるとか。でも、『タクシードライバー』も遺作だと言っていたので、どっちなんだ…!? という思いはありますが、恐らく、ハーマンの死後、前作に使った音楽を流用して作ったのがこの映画だった為、時系列的にコッチの方が遺作だと言われているんですな、多分。まぁ、2作目になってからサントラが出ているのも、何となく“その線を狙った為”と勘ぐってしまいますが…。

オープニングからいきなり、♪キーン!となる効果音もどきのサウンドが流れて、ビックリしちゃいますが、これがいわゆるショック音なんですな。中盤や後半でも、時折「キーン!」と鳴って、深夜に聴いていると思わずドキっとしてしまいます。

全体的には、劇伴に徹した地味な構成ですが、当時の、例えばデ・パルマの『悪魔のシスター』にも通じるようなオドロオドロしいスコアも随所に聴けて、バーナード・ハーマン節が堪能できます。

因みに、下のジャケットは、イギリスからリリースされたサントラCD(現在杯盤)。内容はアナログLPと全く同じ(恐らくLP起こし)ですが、こんなのまでリリースされていたというのは、嬉しいというのかビックリというのか…。奥が深いですな。

 

 

 

 

デビルズ・ゾーン Tourist Trap

LP/米・VARESE/79年
全26曲
70年代末期のニュー・ホラー・ブーム(“13金”以前だよ)の折、ドサクサに紛れて公開されたスプラッターの1本。まぁ、描写はさほどでもないけど、いかにもC級然とした作りと、異常な雰囲気と、チャック・コナーズの怪演で、見る者にトラウマ的な恐怖を植え付けたケッ作。

音楽はデ・パルマ映画でお馴染みのピノ・ドナッジオ。主人公チャック・コナーズの心情を表したかのような悲しみを帯びた旋律に乗せて、時折ジワジワと迫るホラー・スコアも響かせた隠れたる傑作。こんな映画にもサントラが出ていたんですねぇ〜っといった感じのレア盤ですが、当時のヴァレース・サラバンデ・レーベルは、結構この手の映画のサントラをリリースされていたんですな。同じドナッジオの『ピラニア』なんかもそうですが、映画自体がマイナー過ぎるので、未だにCD化されていないというのがネックですな(『ピラニア』はCD化されましたな)。

そういえば、日本盤DVDもいつの間にか廃盤になってしまっているようで、そういう時は、このサントラでも聴いて、トラウマを思い起こしながら恐怖に浸って頂きたいものですな。

 

 

 

 

 

 

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