『悪魔いけにえ』の変遷
この映画に関しては、バージョン違いというのは、ほとんど存在していない模様。
実際、血糊がドバァ〜と出たり、チェーンソーで手足をぶった斬るという直接的
な描写もないからで、なのに、アレだけの恐怖感を味合わさせてくれるのは、偏
にトビー・フーパー監督のエネルギッシュな演出力の賜物だと思える。
という事で、今まで出たビデオ&LD&DVDの変遷だけを追ってみた。
★ビデオ
1983年発売の悪名高きウイザード・ビデオ版。
画質、かなり悪し。
当時の現地価格$64.95。
それを日本では、19800円で売っていた。
1985年発売の待望の日本版ビデオ。
CICビクターからリリース。
画質はまぁまぁ。
値段は14800円。まぁ、輸入版よりかは安い。
1993年に発売された廉価版ビデオ(再発版)。
同じくCICビクターよりリリース。
画質は、変わらず。同じマスターだと思われ。
価格はグッと下がって3390円也。
安くて嬉しい!
1993年にリリースされたアメリカ再発版ビデオ。
画質は、ちょっとだけ向上してるような…!?
現在の価格:$19.98。
日本円で約2600円。
こちらはイギリス版ビデオ。
発売元はBlue Dolphin Film and Video社。
アメリカ版と同じマスターだと思われ。
現在価格:9.79ユーロ。
日本円で大体1100円。アメリカ版より安いね。
★LD
ベストロン・ビデオ版LD。
ウイザード・ビデオ版と同じマスターだが、
LDの分だけ画質は良い。と言っても、知れてるが…。
ただし、その方が、この映画の雰囲気に合っているよう。
ステレオと表示されているが、限りなくモノラル(笑)。
当時現地価格:$34.95。それを日本では、12800円で売っていた。
1985年に発売された、待望の日本版LD第1号。
パイオニアからリリース。
7800円だったが、飛びついた人多し。
画質は、まぁそこそこ。
1993年にリリースされたアメリカ再発売版LD。
メーカーは…、何処だっけ…? 多分、ビデオと同じ所。
値段も、分かりまヘン。
“レストア・バージョン”となっているので、
画質は、良くなっていると思われ。
1996年に米・エリート社からリリースされた、
再々発売版LD。
ニュー・マスター版で、画面はビスタ・サイズのワイド版になっている。
まぁ、画質は良くなっていると思う…。
1996年にビームから出た日本版の再発LD。
ニュー・マスターで画質はちょっと向上。
恐らく、米・エリート版と同じマスターだと思われ。
値段は、4800円。
1998年にビームから出た豪華BOX−LD。
本編は上記の再々発売版と同じだが、
3枚組仕様で、ディスク2には特典映像が収録されている。
因みに、ディスク3は、ディスプレイ・ディスク(笑)。
値段は、ジャスト1万円也。
★DVD
その1998年に、同じくビームから出たDVD。
上記LD−BOXのワイド版本編と特典映像を
1枚のDVDに収録したモノ。よって、マスターは同じ。
値段は、3800円でしたっけ…?
現在廃盤中で、マニアが血眼になって欲しがっているとか…。
こちらは1998年10月発売のアメリカ版DVD。
アメリカのPioneer Videoからのリリース。
ジャケットも似ているし、日本版と同一マスターだと思われ。
(というより、コチラが元ですが…)
ビスタ・サイズで、特典映像等も全く同じ。
値段は$26.98でござい。約3500円なので買いましょう。
こちらは、2000年5月に出たイギリス版DVD。
Blue Dolphin Film and Videoからのリリース。
時間が80分(オリジナルは84分)になっているのは、
PAL方式の為と思われ。
因みに値段は、28.2ユーロ。
日本円では、3100円ぐらいか。
何故かイギリスでは、DVDがもう1種類リリースされている。
タイトルが“The Texas Chinsaw Massacre:The Shocking Truth”
(悪魔のいけにえ:衝撃の真実)という作品で、
2000年7月に、Exploited Filmsから同じくPAL方式でリリース。
値段も同じ28.2ユーロだが、時間が75分というので、
どうも映画ではなく、ドキュメンタリーであるらしい。
ご存じの方の詳細報告を希望します。
※その他、中国製VCDやドイツ版ビデオなどの情報も集まって来ていますので、
追って、アップしていきたいと思います。
出来ればJPEGでの画像提供を希望致します!