映画館事件簿

 

 ★1998年2月28日(土) 梅田東映パラスで起こったコギャル事件!

 

 ジョン・ウーの傑作『フェイス/オフ』を観ていた時の事。この日が初日で、ジョン・ウー・ファンの僕は喜び勇んで出掛けたのだったが、やはり同じような事を考えていた人も沢山いて、場内は朝の1回目から超満員。1回目が終わって、さぁ帰ろうかと入口に向かった時に、その事件は起こった。

 2人連れのギャルが、劇場の係員に向かって、「ナンでやネン、オッサン!」と思いっきりガンを飛ばしていたのだ。ナンの事かと、傍で様子を窺っていたら、その日の1回目、朝の10時30分からスタートだったのだが、何故か 10分前の10時20分から本編の上映が始まっていて、その事についてそのギャル(コギャルみたいだっけど、ハッリは分かりません)たちが、文句言っていたのであった。つまり、何人かで一緒に映画を観ようと、始まるのが10時30分からという事で待ち合わせしたにも関わらず、みんなが集まった時には既に上映が始まっていたので、怒りまくったと、そういう事だったようだ。

 確かにその気持ちは分かる。誰だって途中からなんか映画を観たくないものだ。多分僕が推測するに、映画館側は、初日から超満員だった為、この混雑をちょっとでも緩和させようと、10分早く上映を繰り上げたのだろう。

 しかし、それはあまりにマズいんではないかエ。上映時間というものは、最初から決められていて、新聞や雑誌等にも、ちゃんと掲載されている筈だ。それを満員だからという理由で、変更するだなんて、あまりに無謀、サービス業が絶対にやってはいけない事である。

 まぁ、ギャル側にだって落ち度はあるとは思う(もっと早い時間に集合するとか)けど、でもやっぱりほとんど劇場側に責任があるよネ。早めるなら早めるで、例えばCMや予告編から上映するとか、色々やり方はあった筈で、誰が決断したのか知らないが、こんな事、二度とやらないようにして欲しいものだ。と、ギャルに代わって代弁しておきます。

 

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