『グリズリー』『アニマル大戦争』に続いて登場したウィリアム・ガードラー監督日本上陸第3弾にして最後の作品。そしてまた、ガードラー監督の遺作にして最高傑作がこれ。祝DVDリリース!と叫びたいぐらいの快挙ですな。
スーザン・ストラスバーグの首の後ろに腫れ物が出来て、それがどうやら胎児だというアイデアが凄いですな。しかも、人間の胎児じゃなくて、400年前に死んだインディアンの悪霊の生まれ変わりだというので2度ビックリ。彼女を何とか助けようと、旧友のインチキ占い師トニー・カーティスが、インディアンの呪術師マイケル・アンサラの力を借りて悪霊と死闘を演じるという、バカ映画一歩手前の大傑作。これにハマれば、どんなバカ映画も許容範囲になってしまう、試金石みたいな映画でもありますな。いや、ホント、傑作なんですよ、これ。他にも、巨乳のステラ・スティーヴンスや特別出演扱いのバージェレス・メレディスや製作・脚本も手掛けるジョン・シダーらも怪演していて、楽しい事請け合いです。ほら、みんなで合唱しましょう、「パナ・ウィチ・サリ・トウ!」
ソフト史上初のスコープ・サイズというのも嬉しく、やはりこの映画は、横広の画面で観たいもの。音声はモノラルですが、これはオリジナル通りだから致し方ないですね。ドルビー・システムが導入された映画…として、一部有名ですが、これはプリント作成時にノイズ・リダクションとして導入されただけで、立体音響システムとして導入された訳ではないんですね、勘違いなされぬように。
特典は、予告編のみですが、高画質で観られるのはやはり嬉しく、特にクライマックス、宇宙空間(笑)で展開する一大バトルシーンで、スーザン・ストラスバーグのオッパイが、ハッキリ・クッキリ見えるのは、何とも最高であります。今までのビデオやLDでは、暗くてよく見えなかったですもんね。それだけでもこのDVDを買う価値はあります。
※日本盤未発売
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