昭和ゴジラシリーズの最後を飾る作品。公開当時は“メカゴジラ・シリーズ第2弾”と云われてましたな。ゴジラ以外の怪獣の名前がタイトル・ロールになっている珍しい作品でもあります。前作の福田純から大御所・本多猪四郎監督にバトンタッチされているせいか、ドラマにも重厚な感じが伝わっておりますな。今回、一人で二大怪獣を相手にしなければならないゴジラですが、個人的にはメカゴジラ2号よりも、何故か海底に棲む恐竜の生き残り・チタノザウルスの不気味さに興味をそそられます。凄くキモいというか、今までの東宝怪獣には無かった造形というか、あの馬の嘶きのような咆哮も不気味ですよね。これ一体で1本映画が作れそうな気がするんですが、でも東宝怪獣の中では人気が無いというか、ほとんど無視された存在になっているのは惜しい気がしますな。 DVDは例によって“2
Films on one disc”仕様で、日本公開のオリジナル版とアメリカ公開の再編集版とのカップリング収録。アメリカ公開版は、オープニングに、今までのゴジラの暴れっぷりをライブ・シーンから抜粋して追加してあり、その分だけランタイムが若干長くなっているバージョンで、本編に入ってからは、日本版とあまり変わっておりませんです。 特典は、イメージ・ギャラリー、スライドショー、キース・アイケンとボブ・ジョンソンの音声解説(アメリカ公開版のみ)が収録されておりますが、何故かオリジナル予告編は未収録でありました。ジャケットには記載されていたんですが…。 |