映画ファンの目から見た

USJ辛口体験記

 

 

★取り敢えず、ワンポイント評価です

(★:つまらん、★★:こんなもんか、★★★:まぁ、面白い、★★★★:結構イケる)

アトラクション名  

内容

評価

お薦め度

ジュラシック・パーク・ライド ボートに乗りながら、映画同様に恐竜のいるパーク内を旅する。 単なる急流すべりやんケー!(★★) 急流すべりがお好きな方はド〜ゾ。
ウォーターワールド 映画のクライマックスを再現したショー形式のアトラクショ 映画を観ていない人には、設定が分かりにくいのが難。だからといって、映画を観てから体験する程の事でもないような…(★★★) ダイビング好きな方には受けるかも…。あと、スタントマン志望の人とか…
バックドラフト 映画に登場した炎の特撮の内幕を教えてくれるちょっとアブないアトラクション 実は映画のメイキング。だから映画を観ていない人には、結構ツラいかも…(★★) 放火魔さんには最適! だからといって、マネしないように。
ジョーズ ボートに乗って、アミティ海岸(ほとんど川に近いのだが…)を航行していると、案の定、鮫が襲いかかってくる。 「あれがブロディ署長の家です」と説明されて、感動したのは僕だけか?(★★) ちょっとの事でも怖がる人には面白いと思う。
バック・トゥ・ザ・フューチャー・ライド デロリアンに乗って、時間を旅するビフを追いかけるチェイス・アトラクション 3Dではないが、それに近い迫力が感じられる、映像を使ったアトラクションで、正直、一番面白かったです。(★★★★) 絶叫マシーン好きには最高です。でも、乗り物酔いに弱い方にはお薦め出来ません。
ターミネーター2:3D 映画のアナザー・エピソードを3D化。勿論、キャストはオリジナルと同じ。 一番期待していたアトラクション。3Dの迫力は確かに凄いけど、同じシーンばかりで、ちょっとクドい。(★★★) とにもかくにも3D好きの方はド〜ゾ。一見の価値はあります。
E.T.アドベンチャー みんなでETを探して星に返してやろうとする映画の後日談みたいなアトラクション 最後に自分の名前を呼んでくれるが、それがドーした、と言いたい。(★) 完全に子供向け。映画に感動した幼児には受ける事間違いなし。
ステージ22 『フリントストーン2/ビバロック・ベガス』のセットや衣装が展示されたコーナー。 誰も観ていないような映画のセットを見せてくれても、全然感動しません。(★) もっと違う映画だったら、イイかも…!?
ユニバーサル・スタジオ・モーション・ピクチャー・マジック ユニバーサル映画の歴史を振り返る名場面集を上映 ハッキリ言って、映画通は感動します。次々と登場する名場面の数々に、思わず涙してしまいました。(★★★) 真の映画ファンには、一番イイかも。
ロッキン・ミッドナイト・モンスター・フェスト・ライブ ユニバーサル製モンスターたちによる、墓場のミュージカル。 全編ノリノリで、フィーバーする事請け合い。ただ、映画とはかけ離れているような…(★★★) 本場のロック・ミュージカルを楽しみたい人には絶好です。

 

 

★各アトラクションの体験データ (待ち時間付き)

 

ジュラシック・パーク・ザ・ライド

30人乗りのボートに乗って、ジュラシック・パーク内の冒険の旅に出るアトラクション。パーク内には、映画同様、各種の恐竜たちが棲んでいて、人間を見ると襲いかかってくる。といっても、危害は一切加えない(当たり前か)。ハリボテ製にしては、動きとか質感とか、意外に良く出来ていたのにはビックリしたが、しかし、映画でCG特撮を見せられている者にとっては、苦笑しか出てきませんナ〜。ボートが途中で故障してしまうというシチュエーションになっているのだが、その芝居も何だかわざとらしくて失笑気味。ラストはお決まりの急流すべり。かなりの高所から滑り落ちるので、なかなか迫力ものだが、ちょっと待ってくれ! これだったら別に、恐竜云々は関係ないんじゃないか!? 急流すべりが楽しみたかったら、他の遊園地やテーマ・パークで十分だろう。大体、映画『ジュラシック・パーク』に、急流すべりなんか出てこなかったゾ! と文句言っていたら、ズブ濡れになってしまった。一応、用意していたカッパを着ていたので、そんなに被害には合わなかったが、一番前の席に座っていたオッサン(全然知らない人です)は、マジで怒っていたようだ。帰りがけに係員から「楽しかったですか?」と聞かれて、「楽しい訳ないやろ!」と突っ込んでいたのが面白かった。 ※1時間20分待ち

まぁ、作り物にしてはそこそこ出来ているのですが… 結局は単なる“急流すべり”なのがトホホ…

        

      

ウォーターワールド

映画関係のアトラクションとしては、唯一のショー形式。よく水族館などのイルカ・ショーなんかのような舞台と客席になっている場所で展開される、いわゆるスタント・ショー。映画『ウォーターワールド』のクライマックス・シーンを再現している訳だが、映画ではデニス・ホッパーが演じた片目の悪役が、ここでもコミカルに悪役ぶっていて、他の役者さんたちも含めた、その異常なまでのハイテンションに、ついていけるかどうかが、評価の分かれ目になる模様。スタントは確かに凄く、そんなに広くない場所で、よくやれるモンだと感心してしまったが、ただ、映画と同じように、違う場所でドラマが展開するのは如何なものか。映画だとカット・バックという方式が使えるけれども、こういうショーっていうのは、いちいち観客が注意を凝らして、色んな場所を見ていかなくてはならず、それがちょっと難。それに、見せ場に至るまでの“間”が、ちょっとモタつくというか、タイミングがズレると間が持たないというトラブルも、少なからず発生して、なかなか映画のようにはいかないものです。それに、映画を観ていない人にとって、主人公のマリナー(映画ではケヴィン・コスナーが演じた)が魚人間であるという事や、海に沈んだ世界の設定、それにドライランドの正体(実は日本というトンでもない映画だった)など、ディテールを理解していないと、なかなかその世界に入っていけない部分もあるナーと思ってしまったのだが、だからといって、映画を観ていれば、100%OKかというと、そうでもなかったです。ま、スタントの皆さんには、ご苦労さんと言っておきます。 ※1時間待ち

左が主人公のマリナー(そんな役名だったとは…)。K・コスナーには全然似てませんでした(笑)。

 

 

バックドラフト 

どんなアトラクションかと思ったら、何と、映画『バックドラフト』のメイキングを体感するというものだった。3つのパートに分かれていて、最初は、スクリーンを見ながらの『バックドラフト』の名場面集。わざわざロン・ハワード監督が出演してました。そして2つ目は、どんなに苦労して俳優が演じたかという事を、スコット・グレンとカート・ラッセルが出演しての説明。映画ファンにとって、スクリーン上ではあるけれど、こうしてスターの顔が見られるのは大変嬉しい事だが、多分、そうじゃない人にとっては、“?”というところでしょうか(説明の時でも、“大ヒット映画”って連発してましたが、そんなにヒットしたのか? と思うことしきりでした)。そして3番目が、映画のクライマックスの、化学工場が火災になり、ドラム缶が大爆発を起こすというシーンを実際に再現したもの。まぁ、確かに、目の前で見る火災と、そして爆発の迫力は大したものですが、こういうのを見て喜ぶのは、放火魔ぐらいか、なんて事も感じました。最後の最後に、観客を驚かせるコケオドカシが仕掛けられているのですが、せっかく映画の雰囲気に浸っている人にとっては、大いに迷惑だったという事を付け加えておきます。 ※40分待ち

実際に燃やしているのは、かなりの迫力だが、だからといって、自分がカート・ラッセルになったような気分には、絶対になれません。

                    

 

ジョーズ

「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」と同じく、ボートに乗って海を旅するというアトラクション。船の舵を取る案内のお姉さんの一人芝居が、ちょっとした見物。出発してすぐ、「あの家は、ブロディ署長の家です」と説明されるが、誰も何の反応がないというのが寂しい。僕だけか、感動したのは。まぁその後、予定通り、人喰いサメが襲ってきて、最後には、そのお姉さんが、ロイ・シェイダーみたいに、ライフルでサメを仕留めるという、映画『ジョーズ』のクライマックスを安っぽく再現してました。観客が絶対に食われないのは百も承知だから、恐怖感はゼロ。ただ、突如サメが出現するコケオドカシにみんなビックリしていただけで、完全にお子様向きでした。因みに、ハリボテのサメは、映画もハリボテ製だっただけに、ヘンにリアリティがありました。ただ、それだけですけど…。 ※予約券で待ち時間ゼロ(但し、普通に並べば1時間待ち)

記念撮影用(?)の入口前に飾ってあるサメ(のハリボテ) 映画と同じぐらいの出来(?)に仕上がっているハリボテ・ジョーズ

  

 

バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド

映画同様、デロリアン(新しくTOYOTAが開発した8人乗りという設定)に乗って、時空間で暴れ回っているビフを捕まえにいくというアトラクション。目の前に拡がる映像と、それと連動して揺れる仕掛けになっている座席との迫力で、まるで本当に空飛ぶタイムマシンに乗っている雰囲気が味わえるというもので、個人的には、この中では、一番面白かった。よく、遊園地などにあるのと同じと言えば同じだが、僕は割とこういう、スピード・タイプのアトラクションは好きな方なので、年甲斐もなく楽しんでしまいました。新しく、恐竜のいる世界なんかにも旅していたのが、何ともサービス満点で、たったの10分ぐらいでしたが、もっと乗っていたい気分になりました。これだけはお薦めしたいです。 ※45分待ち

このデロリアンに乗るのだが、自分では何も運転しなくてもイイから、楽です。

 

 

ターミネーター2:3D

映画『ターミネーター2』のアナザー・ストーリー的な内容の3D映画。映画が始まる前に、サイバーダイン社の広告やCMが、館内のモニターTVで、イヤという程流されて、まるでマインド・コントロールされるかのような執拗さ。で、その後、上映前にも、案内のお姉さん(サイバーダインの社員という設定)による一人芝居で、社内に破壊分子(これがサラ・コナー親子)が侵入した云々の連絡を受け、それが3D映画の導入部に繋がるというもの。まぁ、案内嬢さんの迫力あるパフォーマンスが笑えますが、映画が始まった途端、全然違う世界になってしまうので、それまでの苦労が無駄だったかも…!? 3D映画としては、まぁこんなものかって感じで、やたら同じシーンが繰り返されるのは、ちょっと手抜きではないでしょうか、キャメロンさん。T−1000もあまり活躍しなかったし。っていうか、キャメロン、それより『T−3』を早く作って下さい。全編3Dだと尚更(?)イイのですが。 ※30分待ち

出口付近の「T2ショップ」内に展示してあった実物大ターミネーター(骨格のみ)

                 

 

E.T.アドベンチャー

何も言う事のない、スピルバーグ監督の大ヒット映画『E.T.』の雰囲気をそのまま楽しむアトラクション。っていえば、何だか楽しそうですが、実際は大した事ありません。一応ストーリーとしては、E.T.の生まれ故郷に病気が蔓延して、地球にいるE.T.を早く探し出して、故郷に連れ帰る事、というのが、我々観客に託された使命みたいなものになっていて、自転車を模した乗り物に乗って、いざE.T.探しの旅に出るというもの。言ってみれば、映画の後日談ってとこでしょうか。で、映画同様に、自転車はずっと空を飛んだままっていうのはイイのですが、別にジェットコースターみたいにハラハラする訳でもなく、最後に急流すべりのようなクライマックスが待っている訳でもなく、単にツラツラと乗り回すだけっていうのが、あまりに幼稚。そう、まるで幼児が楽しむようなアトラクション(遊園地の乗り物?)って感じで、いくら『E.T.』観て感動した我々でも、全然楽しくなんかありませんでした。入口で、自分のファースト・ネームを登録したカードを作ってもらって、それを渡しておくと、最後の出口の所で、E.T.が自分の名前を呼んでくれるというのが、唯一(?)の見せ場になっているのですが、名前を呼んで貰ったからといって、だからドーしたって感じでした。

しかしスピルバーグ、アンタ、ユニヴァーサルの社長(MCAの社長だったっけ?)から、「『E.T.』の続編を作ってくれ。金はいくらでも出す! 何なら、社長の座を譲ってもイイ! だからお願い。続編を作ってくれ〜!」と、あれ程懇願されたのに、決してクビを縦に振らなかったらしいけど、そんな堅い意志を持ったアンタが、こんなとこで『E.T.』の後日談なんか作っていて、それでイイのか!? 最近なんて、道楽で映画を作っているように思うけど、このアトラクションも、そんなやる気の無さを思いっきり感じるものになっているようで、やっぱり、人間、金と名誉と地位が出来てしまったら、ダメになってしまうのかな〜。ところで、『インディ4』はドーした? ※45分待ち

これがE.T.の星に住む、E.T.の仲間らしいです。って、スピルバーグ、おい、ちょっと待て!

 

 

ステージ22

5分しか待ち時間がないという事だったので、何だろうと思い入った所。でもアトラクションじゃありません。「ステージ22」という名前からして、映画の撮影所の作りになっている建物で、ガイド嬢の説明によると、あるユニバーサル映画のセットや衣装が展示されているというものらしい。何の映画だろうと興味津々で覗いたら、何と! 『フリントストーン2/ビバ・ロック・ベガス』だった。昨年の夏に公開されていた映画だが、こんな映画、一体何人の人が観ているのだろうと、実に不安になった。ハッキリ言います。僕は観てません。1作目は観たけど、アレでもう十分だったから、2作目は遠慮したものでした。なのに、ここでセットや衣装を見せられても、何の感動も湧きません。観客も少なかったし、見学(一応コースになっている)しながら、何か寒いものを感じました。あのネ〜、どうせセットを見せるんなら、もっとマシな映画にして下さいヨ〜、USJさん。っていうか、ようするに、アメリカでも必要なくなったから、こうして日本で展示しているんでしょう? 図星でしょう、USJ! ※5分待ち

これが映画に使われた実際のセットです。って説明されても……

                      

 

ユニバーサル・スタジオ・モーション・ピクチャー・マジック

これも待たずに入れたアトラクション。いやいや、そうじゃありません。要するにデカいスクリーンで観る、ユニバーサル映画の歴史、みたいなもんですネ。まるで初期のシネラマを思わせる巨大スクリーンに写し出される、ユニバーサル映画の名作の数々。サイレントから始まって、トーキーになり、モノクロからカラーになり、そしてドンドン派手な映画が作り出されていくという、よくあるパターンの名場面集といった感じなのですが、さすがに我々映画ファンは、しばしの間、ウットリしてしまいました。普段、劇場よりも、ビデオで映画を観る方が多くなった昨今、こういう大スクリーンで味合う映画の醍醐味っていうのは、やっぱりムラムラと魂が揺さぶられる感じがして、ついつい感動してしまいました。

しかし、一言だけ言っておくと、ユニバーサル映画って、他社に比べて、元々はそんなに大した映画会社じゃなかったのでは? なにせ、一般受けし始めたのが、例の『魔人ドラキュラ』に始まるホラー映画だったんだから、昔はただのB級のプログラム・ピクチャー専門の映画会社って感じだった筈。それが、ガラリと風向きが変わり始めたのが、70年代に入ってからで、とりわけ75年の『ジョーズ』の大ヒットに依るところ大である。つまり、今のユニバーサルの屋台骨を支えているのは、スピルバーグである訳で、だからこのテーマパークとしてのユニバーサル・スタジオだって、スピルバーグの発案で始まった訳で、それを思うと、ユニバーサルの本当の歴史は、スピルバーグから始まったといっても過言ではないのではないだろうか。

てな事を考えながら、写し出された数々の名作にうつつを抜かしていたのだが、これ、時間が10分程度っていうのが、やっぱり不満だネ。他のアトラクションなんて見なくてイイから、このままずっと映画の名場面を観ていたいっていう気になったのは、やっぱり僕が映画ファンだからだろうか。

因みに、その名作群の中に、我が愛するクリント・イーストウッドの映画も3カット、挿入されていました。2つは『荒野のストレンジャー』からのカットで、もう一つは、『恐怖のメロディ』だった。どちらも監督作だー! 素直に嬉しかった事だけは、伝えておきます。でも、『シノーラ』はどうした? 『真昼の死闘』は? 『アイガー・サンクション』は? 『白い肌の異常な夜は』?………  ※待ち時間ナシ

スクリーンの後ろに展示してあった『ハムナプトラ』に使われたジープ、らしいです。

                 

 

ロッキン・モンスター・ミッドナイト・ライブ

墓場で繰り広げられる、ユニバーサル・モンスターたちによるロックン・ロール・ライブ・ショー。出てくるモンスターたちは、フランケンシュタインの怪物と、その花嫁、ドラキュラ伯爵に狼男、他に女性ダンサーが二人に、そして進行役がビートルジュースという顔触れ。ン? ビートルジュース? ビートルジュースっていったら、ティム・バートンの映画である。しかもアレってワーナー映画じゃなかったっけ? それが何でここに? という疑問はさておき、なかなかノリノリのロックライブで、とにかくフィーバー(死語)出来る事請け合い。しかも、どのモンスター(ビートルジュースを除き、全て外人さんです)も、みんなビックリする程、歌も踊りも上手く、さすがは本場から一流のアーティストを連れて来たって感じ。取り仕切るビートルジュースも、マイケル・キートン以上にお調子者で、まるで本場のミュージカルを観ているような気分になってしまった。ま、それだけですけど。

しかし、ユニバーサルも、ドラキュラやフランケンシュタイン映画の後期に、凸凹コンビの映画と合体したりして、コメディの添え物に落ちてしまったようだけど、今回のこのショーを観ていても、その思いは変わらなかった。つまり、ここまで笑いの対象にしてしまうと、もう恐いホラー映画を作ろうとしても、土台無理な話になってしまう訳で、そういう意味ではちょっと心残り。そういえばミイラ男の話である『ハムナプトラ』も、全然恐くなかったナ〜…。 ※30分待ち

唄って踊るビートルジュース(ワーナー映画のキャラクターなのに、イイのか?)

 

★頭に来たこと

帰りがけ、おみやげなどが売っているショップへ寄ったら、さすがはUSJ、ユニバーサル映画関連のパンフレットが売ってあり、一通り見てみたら、『U−571』のパンフを発見。今年に入って劇場で観た時、パンフを売っていなかったので、これは丁度イイと思い、それを持ってレジへ行ったら、何と定価800円にプラスして、消費税を取られてしまった。そんなバカな!? パンフレットって確か、税込み価格だった筈。劇場で買って消費税なんか取られた事なかったのに…! と、怒りかけたのだが、まぁしょうがない。他で手に入らなかったんだから、こうして買えただけでもマシか〜と、諦めて840円払ったのだが、何か納得がいかない。

で、家に帰ってよ〜く見てみると、何とこのパンフレット、定価は500円(勿論税込み!)だったではないか!! 何という事だ! これって一種のボッタクリか!? ………してヤラレてしまいました。何ちゅう汚い商売するんヤ、USJ! それだけでもう、気分は最悪だった。二度と行くか!!!!!!!!!!! バカ〜!!

★結論

という事で、一応、一通り観てきましたが、全体的な印象で言うと、映画とテーマパークとが、一体化していないという雰囲気がよ〜く伝わってきました。つまり、観に来ている人に、映画ファンがいないという事と、USJ側がハリウッド=アメリカという図式ばかり強調して、ハリウッド=映画の都という図式が、なおざりにされているような印象を受け、これだったら、何も映画のテーマパークに無理矢理する事なく、遊園地の一区画に、映画関係のアトラクションが出来ましたヨ、という風に持っていった方がよかったような気がします。

まぁ、映画ファンというよりも、ユニバーサル映画に慣れ親しんだ人は、一度ぐらいは行ってみてもイイかも知れませんが、行かなかったからといって、別にどうって事は絶対にありませんし、ようするに、人の好き好きでしょうか。って、全然結論になっていませんネ〜。

ただ、今後、こういう風なアトラクションを作って欲しいという希望で言うと、まず、何たってユニバーサル映画といったら、“エアポート・シリーズ”を始めとするパニック映画がすぐに思い浮かぶので、それに関するアトラクションをお願いしたい。特にジャンボ機が空中衝突する『エアポート’75』とか、それに『大地震』なんかは、格好の素材だと思うのですが。それに最近も『ツイスター』なんかもあったので、竜巻を体験するようなアトラクションも考えて欲しい所ですネ。

やっぱりユニバーサル映画といえば、パニック映画だ!

          

後、『ジョーズ』があるなら、ヘリコプターが海に沈められる『ジョーズ2』のアトラクションもイイのではないかと思ったり、或いは、『アイガー・サンクション』のように、断崖絶壁から落ちるかも知れない! というような、アブないアトラクション(スタント・ショーでもOK)もお願いしたいものです。

これらも一度は観てみたいアトラクションだ

 

それとやっぱり、テーマパークには、お化け屋敷も必要でしょうから、古典的なモンスターがコメディやミュージカルの題材にされてしまっている今こそ、あのトビー・フーパーの怪作『ファンハウス/惨劇の館』をテーマにしたアトラクションを是非、お願いしたいです。『ファンハウス』だから、そのままでも十分イケると思うのですが、トビー・フーパー繋がりで、『悪魔のいけにえ』のチェーンソー男が追いかけ回すというパフォーマンスも、ついでにお願いしたい。どうでしょうか、スピルバーグさん!

来るべきUSJの超目玉アトラクション「ファンハウス/トビー・フーパーの館!?」

 

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