SF映画

 

アウトランド スター・ウォーズ バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
悪魔の受胎 スター・ウォーズ帝国の逆襲 バック・トゥ・ザ・フューチャー・トリロジー
ある日どこかで スター・ウォーズジェダイの復讐 バットマン
ある日どこかで(スコア盤) スター・トレック バットマン・リターンズ
アンドロメダ… スター・トレック2カーンの逆襲 バンパイアの惑星
E.T. スター・トレック3ミスター・スポックを探せ! ヒドゥン
イルカの日 スターマン愛・宇宙はるかに ファイナル・カウントダウン
ウエストワールド スーパーガール フィラデルフィア・エクスペリメント
ウォー・ゲーム スーパーマン フォーエバー・ヤング時を越えた告白
宇宙の7人 スーパーマンU冒険篇 ブラジルから来た少年
エイリアン スーパーマンV電子の要塞 フラッシュ・ゴードン
エイリアン・ネイション スペースハンター ブレインストーム
エクストロ ソイレント・グリーン&デモン・シード プレデター
SF/ボディ・スナッチャー タイタンの戦い ブレードランナー(スコア盤)
SFレーザーブラスト タイム・アフタータイム ブレードランナー(米盤)
エスケープ・フロムL.A. ダーク・クリスタル ブレードランナー(GONGO盤)
エレクトリック・ドリーム ダークスター ブレードランナー(完全盤)
ギャラクシー・クェスト ターミネーター ブロブ宇宙からの不明物体
恐竜百万年&恐竜時代 ターミネーター(完全版) 北極の基地/潜航大作戦
キング・コング デッドリー・スポーン ミクロの決死圏
禁断の惑星 ドクター・モローの島 未知との遭遇
コーマ(完全版) 時計じかけのオレンジ 未来世界
サイレント・ランニング トワイライトゾーン超次元の体験 ミラクルマスター七つの大冒険
猿の惑星&新・猿の惑星 渚にて メテオ
続・猿の惑星 2001年宇宙の旅 メデゥーサ・タッチ恐怖の魔力
猿の惑星征服&最後の猿の惑星 2300年未来への旅&コーマ メン・イン・ブラック
シンドバッド七回目の航海 ニューヨーク1997 遊星からの物体X
バック・トゥ・ザ・フューチャー 遊星よりの物体X
ロスト・ワールドジュラシック・パーク
ロボコップ

 

 

 

ブロブ 宇宙からの不明物体 The Blob

CD/米・プロモ/06年

全17曲

 

50年代のSF映画『マックィーンの絶対の危機(ピンチ)』を80年代にリメイクした作品。前作には続編(『悪魔のエイリアン』)もあったので、正確には3本目のブロブ映画という事になりますな。

80年代らしく、SF映画というよりホラー映画調(物体X調)で展開されるド派手な映画になっていましたが、それに呼応するかのように音楽も派手目になっていました。

そんな音楽を担当したのがマイケル・ホーニッグ。この作品以外にも『処刑ライダー』『ハードカバー』『ザ・ゲート』『クラス・オブ・1999』と、この路線一直線なコンポーザーですが、割とキッチリとした仕事をこなしているのがイイですな。ここでも、派手目な曲調にしつつも、何処か50年代っぽい風味も残している点など、なかなか好感が持てる仕事ぶりで、もっと大作からオファーが掛かっても大丈夫な感じ。

因みにこのサントラは、一般にはリリースされていないプロモ盤。そのせいか、短い曲が多いですが、映画のムードを伝えた貴重なスコアが多いので、この映画のマニアは必聴かと思われます。 

 

 

 

ロボコップ RoboCop

 

CD/日本・SLC/90年

全15曲

 

下で紹介している『ヒドゥン』と、1987年度のアボリアッツ国際映画祭でグランブリを争った作品。賞は『ヒドゥン』に譲ったものの、映画はコチラの方が大ヒット。シリーズ化されてパート3、及びテレビ・シリーズにもなった人気作品の、その記念すべき第1作である。

音楽は、ベイジル・ポールドゥリス。2作目こそレナード・ローゼンマンにバトンタッチしましたが、このシリーズはやはり、この人のダイナミックな曲調に尽きますね。ヴァーホーヴェンの人を喰った演出に伴って、ちょっぴり風刺風な音楽も良く、意外にもSF映画とはほど遠いような感じ。

で、“ロボコップのテーマ”とも言うべきあのテーマ曲は、このサントラではあまり聴けないのも、意外と言えば意外。映画自体が面白かったので、我々の脳内で拡張されているのかも知れない。

 

 

 

ヒドゥン The Hidden

 

CD/日本・SLC/91年

全14曲

 

もう大傑作ですな。取り敢えずSF映画として紹介していますが、単なるSFの範疇を越えて、バイオレンス・アクション、ポリス・アクション、ホラー映画、感動の人間ドラマ等の要素も含まれた、紛れもないネオ・エンターテインメント作品。大胆な脚本(ボブ・ハント)と巧みな演出(ジャック・ショルダー)が上手く相乗効果を上げた2度と作れない(現に続編は失敗だった…)まさに奇跡のような作品ですな。

で、マイケル・コンヴァーチノの音楽もイイんですな、これが。オープニングから、ズド〜ンと、地鳴りがするようなアクション・サウンドでもって、ガンガンに飛ばしてくれます。面白いのはアルバムの構成。曲順は本編に流れた順序とは違っているんですが、前半が静かな曲中心で構成されているのに対し、後半は、ガンガンのアクション・スコアという並びになっていて、恐らく、これは意図された事なんだろうとは思いますが、とにかくサントラを聴いていても、盛り上がる事間違いナシです。

劇中では、人間に乗り移ったエイリアンがカーステやラジカセや聴いていたロック・サウンドもガンガン流れていましたが、このCDには一切収録されていないという潔さもステキですね。あくまでもスコアで勝負する、という意気込みがヒシヒシと伝わるアクション・サントラであります。

因みに、田沼雄一氏が書かれているブックレットの解説、サントラの解説なのに、映画本編の事ばかり書いて、音楽には一切触れていないのがナンていうか…。

 

 

 

アンドロメダ… The Andromeda Strain

CD/米・プロモ/05年

全8曲

 

 

マイケル・クライトン原作のSFパニック小説を巨匠ロバート・ワイズ監督が映画化した70年代SF映画の名作。サスペンス・フルでスリリングな展開と、ズッシリと重みのあるワイズの演出は、後の『エイリアン』『アウトブレイク』等に影響を与えておりました。

音楽は、『殺人ブルドーザー』『エンブリヨ』『センチネル』といった、マニアックでカルト的な映画ばかりを手掛けているギル・メレが担当。いかにも70年代初頭の近未来SF映画らしく、電子音楽を多用した機械的なスコアになっていて、映画のテーマ同様、冷徹なテイストを表現しているのに成功している。

全8曲と、曲数自体は少ないものの、ラストの8曲目は、何故か他の映画に流用される事が多い程の名曲で、『ドラゴンへの道』でのコロシアムでの死闘のラストや、『ゾンビ3』のゾンビ行進シーンにも流れていた。カニバル・ホロ子さんによると、宇宙博のパビリオンにも使用されていたとかで、確かに、宇宙空間的無機質な味わいのあるスコアではありますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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