SF映画
アウトランド | スター・ウォーズ | バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 |
悪魔の受胎 | スター・ウォーズ帝国の逆襲 | バック・トゥ・ザ・フューチャー・トリロジー |
ある日どこかで | スター・ウォーズジェダイの復讐 | バットマン |
ある日どこかで(スコア盤) | スター・トレック | バットマン・リターンズ |
アンドロメダ… | スター・トレック2カーンの逆襲 | バンパイアの惑星 |
E.T. | スター・トレック3ミスター・スポックを探せ! | ヒドゥン |
イルカの日 | スターマン愛・宇宙はるかに | ファイナル・カウントダウン |
ウエストワールド | スーパーガール | フィラデルフィア・エクスペリメント |
ウォー・ゲーム | スーパーマン | フォーエバー・ヤング時を越えた告白 |
宇宙の7人 | スーパーマンU冒険篇 | ブラジルから来た少年 |
エイリアン | スーパーマンV電子の要塞 | フラッシュ・ゴードン |
エイリアン・ネイション | スペースハンター | ブレインストーム |
エクストロ | ソイレント・グリーン&デモン・シード | プレデター |
SF/ボディ・スナッチャー | タイタンの戦い | ブレードランナー(スコア盤) |
SFレーザーブラスト | タイム・アフタータイム | ブレードランナー(米盤) |
エスケープ・フロムL.A. | ダーク・クリスタル | ブレードランナー(GONGO盤) |
エレクトリック・ドリーム | ダークスター | ブレードランナー(完全盤) |
ギャラクシー・クェスト | ターミネーター | ブロブ宇宙からの不明物体 |
恐竜百万年&恐竜時代 | ターミネーター(完全版) | 北極の基地/潜航大作戦 |
キング・コング | デッドリー・スポーン | ミクロの決死圏 |
禁断の惑星 | ドクター・モローの島 | 未知との遭遇 |
コーマ(完全版) | 時計じかけのオレンジ | 未来世界 |
サイレント・ランニング | トワイライトゾーン超次元の体験 | ミラクルマスター七つの大冒険 |
猿の惑星&新・猿の惑星 | 渚にて | メテオ |
続・猿の惑星 | 2001年宇宙の旅 | メデゥーサ・タッチ恐怖の魔力 |
猿の惑星征服&最後の猿の惑星 | 2300年未来への旅&コーマ | メン・イン・ブラック |
シンドバッド七回目の航海 | ニューヨーク1997 | 遊星からの物体X |
バック・トゥ・ザ・フューチャー | 遊星よりの物体X | |
ロスト・ワールドジュラシック・パーク | ||
ロボコップ |
ブロブ 宇宙からの不明物体 The Blob | |||
|
50年代のSF映画『マックィーンの絶対の危機(ピンチ)』を80年代にリメイクした作品。前作には続編(『悪魔のエイリアン』)もあったので、正確には3本目のブロブ映画という事になりますな。
80年代らしく、SF映画というよりホラー映画調(物体X調)で展開されるド派手な映画になっていましたが、それに呼応するかのように音楽も派手目になっていました。 そんな音楽を担当したのがマイケル・ホーニッグ。この作品以外にも『処刑ライダー』『ハードカバー』『ザ・ゲート』『クラス・オブ・1999』と、この路線一直線なコンポーザーですが、割とキッチリとした仕事をこなしているのがイイですな。ここでも、派手目な曲調にしつつも、何処か50年代っぽい風味も残している点など、なかなか好感が持てる仕事ぶりで、もっと大作からオファーが掛かっても大丈夫な感じ。 因みにこのサントラは、一般にはリリースされていないプロモ盤。そのせいか、短い曲が多いですが、映画のムードを伝えた貴重なスコアが多いので、この映画のマニアは必聴かと思われます。 |
ロボコップ RoboCop | |||
|
下で紹介している『ヒドゥン』と、1987年度のアボリアッツ国際映画祭でグランブリを争った作品。賞は『ヒドゥン』に譲ったものの、映画はコチラの方が大ヒット。シリーズ化されてパート3、及びテレビ・シリーズにもなった人気作品の、その記念すべき第1作である。
音楽は、ベイジル・ポールドゥリス。2作目こそレナード・ローゼンマンにバトンタッチしましたが、このシリーズはやはり、この人のダイナミックな曲調に尽きますね。ヴァーホーヴェンの人を喰った演出に伴って、ちょっぴり風刺風な音楽も良く、意外にもSF映画とはほど遠いような感じ。 で、“ロボコップのテーマ”とも言うべきあのテーマ曲は、このサントラではあまり聴けないのも、意外と言えば意外。映画自体が面白かったので、我々の脳内で拡張されているのかも知れない。 |
ヒドゥン The Hidden | |||
|
もう大傑作ですな。取り敢えずSF映画として紹介していますが、単なるSFの範疇を越えて、バイオレンス・アクション、ポリス・アクション、ホラー映画、感動の人間ドラマ等の要素も含まれた、紛れもないネオ・エンターテインメント作品。大胆な脚本(ボブ・ハント)と巧みな演出(ジャック・ショルダー)が上手く相乗効果を上げた2度と作れない(現に続編は失敗だった…)まさに奇跡のような作品ですな。
で、マイケル・コンヴァーチノの音楽もイイんですな、これが。オープニングから、ズド〜ンと、地鳴りがするようなアクション・サウンドでもって、ガンガンに飛ばしてくれます。面白いのはアルバムの構成。曲順は本編に流れた順序とは違っているんですが、前半が静かな曲中心で構成されているのに対し、後半は、ガンガンのアクション・スコアという並びになっていて、恐らく、これは意図された事なんだろうとは思いますが、とにかくサントラを聴いていても、盛り上がる事間違いナシです。 劇中では、人間に乗り移ったエイリアンがカーステやラジカセや聴いていたロック・サウンドもガンガン流れていましたが、このCDには一切収録されていないという潔さもステキですね。あくまでもスコアで勝負する、という意気込みがヒシヒシと伝わるアクション・サントラであります。 因みに、田沼雄一氏が書かれているブックレットの解説、サントラの解説なのに、映画本編の事ばかり書いて、音楽には一切触れていないのがナンていうか…。 |
アンドロメダ… The Andromeda Strain | |||
|
マイケル・クライトン原作のSFパニック小説を巨匠ロバート・ワイズ監督が映画化した70年代SF映画の名作。サスペンス・フルでスリリングな展開と、ズッシリと重みのあるワイズの演出は、後の『エイリアン』や『アウトブレイク』等に影響を与えておりました。
音楽は、『殺人ブルドーザー』や『エンブリヨ』『センチネル』といった、マニアックでカルト的な映画ばかりを手掛けているギル・メレが担当。いかにも70年代初頭の近未来SF映画らしく、電子音楽を多用した機械的なスコアになっていて、映画のテーマ同様、冷徹なテイストを表現しているのに成功している。 全8曲と、曲数自体は少ないものの、ラストの8曲目は、何故か他の映画に流用される事が多い程の名曲で、『ドラゴンへの道』でのコロシアムでの死闘のラストや、『ゾンビ3』のゾンビ行進シーンにも流れていた。カニバル・ホロ子さんによると、宇宙博のパビリオンにも使用されていたとかで、確かに、宇宙空間的無機質な味わいのあるスコアではありますね。 |