フリークス映画の怪作。H・G・ルイス映画のプロデューサーだったデイヴィット・F・フリードマンの製作なので、大体どんな内容か見当がつくというものですが、これがまんま『フリークス/神の子ら』のリメイクだったとは!?
しかし、ストーリーが全く同じというのはイイとして、『フリークス』の一番の見所だった、フリークスさんたちの芸が、全く登場しないってのは如何なものか。ラストでヒロインが醜くいフリークス(怪物)になるところは同じでも、そこへ至るまでが退屈な事この上ないっていうのは…。単なる痴話喧嘩に1時間20分我慢しなければならないのは、ハッキリ言って辛いものがあります。
画質は最高。こんなしょうむない映画には勿体ないぐらいの鮮明画質で、僕が今までに観てきたDVDの中でも、一・二を争うぐらいの綺麗さでした。ホント、勿体ないです。
特典として、予告編の他に、当時の見せ物小屋のドキュメント映像が収録されているのですが、これも、つまらない所ばかりで、あまり肝心な所が映っていないのが残念でしたが、有名なヒルトン姉妹(腰が繋がっている双子)にインタビューしているところは、ある種貴重な映像でした。
あと、フリードマンによる音声解説も収録されていますが、こんなマイナー映画でも、特典だけは充実しているのが、さすがだと思います。
※日本盤未発売
|