影なき淫獣

Torso

メーカー アメリカ・Anchor Bay
画面サイズ 1.85:1(SQ)
音声 モノラル(英語&イタリア語)
字幕 なし
ランタイム 91分39秒
リージョン
原題の“Torso”とは、(首のない)胴体という意味。従って、それだけで猟奇的な殺人事件を描いた映画である事が推測出来るというもの。

イタリア製の猟奇ホラー映画で、実はホラー映画史的には、この作品が、『13日の金曜日』等の、後のアメリカン・殺人鬼ホラー映画のルーツと言われている重要な作品。確かに、雰囲気的には、そういう要素は十分で、犯人の意外な設定を始め、殺人シーンのカメラワーク(俗に言う一人称カメラ)など、ルーツに相応しい映画になっている模様。まぁ、原題にもなっている死体を切り刻むシーンは、中盤にチラっと出てくるだけなのですが…。それでも映画としてはしっかりと作られているので、全く飽きさせない展開になっているのはさすがであります。冒頭のシーンからいきなりボインちゃんのベッドシーンから始まるという、我々にとっては、“淫獣”の“淫”の方の楽しみもある素敵な映画ですね(笑)。

画質はなかなか良いです。さすがはアンカーベイ。音質もそこそこ。

特典映像として国際版の“暴力的な”予告編と、アメリカ版予告編の2種類が収録されている。また、アメリカ公開版には収録されていなかったシーンも追加された完全版になっていて、追加されたシーンのみ、イタリア語の音声になっている為、その部分だけ英語字幕が出るという、お馴染みの仕様になっています。

※日本盤未発売

 

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